内容説明
私たち日本の医師が身を粉にして奮闘しているのに、それが報われない時代がやってくるのではないか。こうした危機感が、私を本書の執筆に向かわせました。
目次
序章 医薬品・医療機器輸入超過問題の実態
第1章 専門医として「I型」を極める
第2章 医薬品・医療機器輸入超過問題はなぜ起きたか
第3章 なぜT型人間を目指すべきなのか
第4章 時代は大きく動いている 慶應義塾大学医学部の取り組み
第5章 行動した医師、それぞれの意志
第6章 私の体験もシェアしよう!
第7章 坪田ラボの実験
第8章 社会を良くして自分も伸びる
第9章 医療エコシステムの一翼を担う
終章 人生マルチステージ時代、あなたは何をやるのか?
著者等紹介
坪田一男[ツボタカズオ]
株式会社坪田ラボ代表取締役社長/慶應義塾大学名誉教授/慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会代表/医学博士/経営学修士(MBA)。1980年、慶應義塾大学医学部を卒業し、医師免許取得と共に同学部眼科学教室に入局。87年、米国医師免許を取得し、ハーバード大学角膜クリニカルフェローを修了した。東京歯科大学眼科を経て、2004年から2021年まで慶應義塾大学医学部眼科学教室教授。研究面ではドライアイや近視の領域で多数の論文を発表。発表した論文の数とその被引用数をベースに研究者のその分野への貢献度を表すh‐index(h指数)は125を超え、医学分野で国内トップクラスに位置する。現在も、研究者として継続してドライアイ、近視、老眼の課題解決のための研究、開発を行う一方、経営者としては坪田ラボを日本の医師によるスタートアップベンチャーのロールモデルとすべく、また海外勢に押される日本の医薬品、医療機器開発を大きく成長させるべく、奮闘している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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