出版社内容情報
《内容》 著者が本書を執筆し始めて20年近く経ち,いろいろなことが目まぐるしく変ってきた。
今改訂第4版で注目すべきは,異常3色覚の程度の表現を色識別閾値の差で表すことができた点である。
さらに学校での検査が必須でなくなったことにより,今まで隠されていたいろいろなことが表面に出てきた。先天色覚異常は表に出にくく,現在の日本の社会が物事を「正か,非か」に二分する傾向にあり,これが職業適性にも反映され,どの仕事ができて,どの仕事ができないか軽率に判断されないでもない。この様な問題についても警鐘を鳴らし,著者独自の見解を述べている。
今改訂版により,一層,色覚異常を御理解頂ければ幸いである。
《目次》
1.色盲という言葉について
2.ヒトはどのようにして色を感じているか
3.色覚異常の種類について
4.色とは
5.感覚・知覚の検査法
6.色覚異常者の経験
7.赤緑色盲の色覚の特徴とその病名
8.第1色弱,第2色弱及び言葉の説明
9.色覚異常者の色覚
10.色覚異常者の日常生活
11.色覚異常者の職業
12.色覚異常の対策
13.遺 伝
14.色覚異常の検査
15.受診時期とその目的
16.第2版のおわりに
17.治療について
18.仕事や日常生活での色知覚
19.改訂第3版のおわりに
20.仮性同色表
21.石原表の問題点
22.色覚異常検査などの視機能検査をするときに心すべきこと
目次
色盲という言葉について
ヒトはどのようにして色を感じているのか
色覚異常の種類について
色とは
感覚・知覚の検査法
色覚異常者の経験
赤緑色盲の色覚の特徴とその病名
第1色弱、第2色弱及び言葉の説明
色覚異常者の色覚
色覚異常者の日常生活〔ほか〕
著者等紹介
深見嘉一郎[フカミカイチロウ]
福井医科大学名誉教授
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