出版社内容情報
《内容》 股関節症とはどういう疾患かから始まり,それぞれの分野の専門家が長年の経験と実績をもとに,各治療法の特徴,長期成績,注意点を述べているのが本書の特徴である。
初版以来,7年が経過,今回の改訂は 1)人工関節のデザイン,材質などの進歩により大きな変化をみた,2)それぞれの治療法のより多数の症例,より長期の成績が報告され,大きく進歩した,などの理由によりなされたものである。
本書は患者さんのために書かれたものであるが,研修医,看護師,理学療法士,その他の関係者の方々にも,御利用頂きたい。
《目次》
■股関節症とはどんな病気か
■保存療法にはどのような方法があるか
運動療法/保存療法/装具療法
■手術療法にはどのような方法があるか
1)筋解離術
2)大腿骨骨切り術
外反骨切り術/内反骨切り術
3)臼蓋形成術
ランス-神中法/臼蓋棚形成術(スピッツィ変法)
4)キアリ骨盤骨切り術
5)臼蓋回転骨切り術
臼蓋回転骨切り術/寛骨臼回転骨切り術
6)関節固定術
7)人工股関節置換術
人工股関節について/チャンレイ人工股関節置換術/慈大式人工股関節/その他の人工股関節
■股関節鏡
■身体障害者等級,関係する更生医療について
■付 録
患者のためのアビリティーグッズ/あなたも『のぞみ会』のお仲間になりませんか/日本整形外科学会変形性股関節症判定規準