出版社内容情報
《内容》 骨折には初歩的な治療から高度なものまで整形外科傷病の治療の原則が含まれており,整形外科医は骨傷を扱う以上付随する軟部組織損傷にも対応すべきで,本書では骨折の合併症,脱臼,靱帯損傷から特に血管,神経損傷,さらに骨折治療に纏わる為関節,変形治療,感染等の合併・後遺症についても,できる限りビジュアルに記述した。 骨折は千差万別であるため,本書では多くの治療法をあげ特長を記述した。21世紀に向け骨折治癒促進法の開発,minimally invasive surgery,マイクロサージャリー手技が進む中,難治性骨折などに対して有用と思われる方法を紹介し,現時点での勧められる方法を努めて典型的症例を示して記述した。 《目次》 1)一般的事項骨・組織損傷と修復/バイオメカニクス/開放骨折/血行障害/多発骨折/合併症/病的骨折2)各 論肩・肩甲帯/腕神経叢損傷/上腕骨近位端~骨幹部/肘関節/前腕/手関節と手の外傷/頚椎/胸・腰椎/骨盤・寛骨折/大腿骨近位部/大腿骨転子下・骨幹部・顆上部/膝関節,大腿・頸骨顆部/脛・腓骨骨幹部,遠位部/足関節・足3)続発症偽関節/変形治癒/感染および骨髄炎/RSD