胆道癌登録成績が教える胆道癌の診断と治療のあり方

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  • サイズ B5判/ページ数 78p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784307202039
  • NDC分類 493.47
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  胆道癌は,その病態の解明はもちろん,その治療方法についても今なお多くの問題点を包含している。このような観点から早期の癌発見が急務と考えられ,PTC,ERCP,echogramをはじめCT,MRIなどの診断法ならびにこれらを応用した種々の手技が開発されてきた。しかし,早期の癌は確かに発見されるようになってきたが,これが治療成績の向上に今なお結びついているとはいえないのが現状である。
 著者は胆道癌治療成績向上のための手段の一つとして,多くの施設より20年近くにわたり約11,000例以上の症例を集積,登録してきた。
 本書はこれらの成績を詳細に検討し,著者の経験を加えながら今後の胆道癌の診断と治療のあり方について解説したものである。胆道癌診療にぜひお役立ていただきたい。    

《目次》
■おもな内容
●はじめに
胆道癌登録成績が示す症例の術前状態/胆道癌の疫学/胆道癌の診断
●胆道癌登録症例の概要
●胆道癌非手術症例
▲非手術となった要因
▲非手術例の遠隔成績
胆嚢癌/胆管癌/乳頭部癌
●外科手術
▲術 式
胆嚢癌/胆管癌/乳頭部癌
▲進展度よりみた外科治療
胆嚢癌/肝門部胆管癌/中部胆管癌/下部胆管癌/乳頭部癌/各疾患における進行度と遠隔成績
▲リンパ節郭清
胆嚢癌に対するリンパ節郭清/肝門部胆管癌に対するリンパ節郭清/中部胆管癌に対するリンパ節郭清/下部胆管癌に対するリンパ節郭清/乳頭部癌に対するリンパ節郭清/リンパ流について
●胆道癌の病理
▲切除例の病理
組織型/間質結合織の多寡/浸潤増殖様式/リンパ管浸潤/静脈浸潤/神経浸潤

内容説明

筆者永川は胆道癌治療成績向上のための手段の一つとして、多くの施設の症例の集積が大切であると考え、全国の胆道癌登録事業の委員長となって全国からの登録集積作業を約20年近くにわたり進めてきた。それら登録症例の集積結果の概略は、本邦の胆道癌の診断と治療の実態としてすでに報告したが、本書ではこれらの成績をさらに詳細に検討し、筆者の経験を加えながら今後の胆道癌の診断と治療のあり方について解説した。

目次

1 胆道癌登録症例の概要
2 胆道癌非手術症例(非手術となった要因;非手術例の遠隔成績)
3 外科手術(術式;進展度よりみた外科治療;リンパ節郭清)
4 胆道癌の病理(切除例の病理)

著者等紹介

永川宅和[ナガカワタクカズ]
金沢大学名誉教授

萱原正都[カヤハラマサト]
金沢大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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