内容説明
医学書のふりをした、「人間の本」。何が正しいかを語る本ではありません。また、そんな資格もありません。ただ、わたしの目の前で確かにあったこと、揺れたこと、祈ったこと、立ち尽くした時間を、そのまま書き残しました。
目次
第一章 深淵に出会った日
第二章 修行
第三章 緑に包まれた病院で―緩和ケアの扉―
第四章 「麻薬処方の免許、ありますか?」
第五章 後任の医師
第六章 「DNARだから、何もしないんでしょ?」
第七章 ぬかるみに引く線
第八章 咳のお告げ―ひっそりと身体に棲みついた死の影―
第九章 鎮静
第十章 問いかけられた言葉―「緩和ケアにやりがいなんて、あるんですか?」
第十一章 出会った生きる力
第十二章 「緩和の人」「がん末の人」という言葉の違和感
第十三章 燃え尽きたなら、炭として
第十四章 それでも医療者はそこにいる
第十五章 無限大分の34
第十六章 潜水
第十七章 振動
著者等紹介
高橋有我[タカハシユウガ]
2005年、群馬大学医学部卒業。医学博士。医療法法二之沢会二之沢病院副院長。日本内科学会総合内科専門医、日本緩和医療学会緩和医療専門医・指導医、日本医師会認定産業医。救急医療、総合診療を経て、緩和ケアの道へ進む。現在は群馬県高崎市の療養型病院で、がん・非がんを問わず、長期療養を必要とする患者や終末期にある患者の診療にあたる。日本緩和医療学会代議員。臨床のかたわら、生と死、医療者の迷い、日常のなかにある小さな気配について文章を綴っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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