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出版社内容情報
《内容》 近年のMRI高速撮像法とMRI用造影剤の進歩により,肝の画像診断におけるMRIの位置づけも変化してきた。高速撮像法によるdouble arterial dynamic MRIやperfusion imagingなど,詳細な血流情報の評価が可能となりつつある。一方,肝網内系をターゲットとしたSPIO製剤の臨床応用が進み,その臨床的有用性も明らかにされてきている。この他,肝細胞に取り込まれ胆道系に排泄される造影剤の臨床治験が行われており,新たな診断情報を提供することが期待される。医療包括化が現実となり,この時期に肝のMRI診断の臨床的有用性について,今最も知りたい最新の知識や情報をまとめることは,臨床医の要望に叶うものと確信し企画した次第である。御一読願いたい。
《目次》
■肝の画像診断におけるMRIの位置づけ
■MRI技術の進歩
最新MRI技術/肝疾患における有用性
■肝特異性造影剤の特徴と最新動向
■dynamic MRIの有用性
dynamic MRIにおける造影剤投与法と応用可能な新技術/肝細胞癌/転移性肝腫瘍,胆管細胞癌/肝臓perfusion, MRA
■SPIO造影MRI
SPIOの造影機序と撮像法:基礎的事項/肝細胞癌および境界病変/転移性肝腫瘍/良性腫瘍,その他/びまん性肝疾患/新しいSPIO(Resovist)の有用性
■肝細胞特異性造影剤併用MRI
Gd-BOPTA/Gd-EOB-DTPA/肝細胞特異性造影剤による肝機能診断