内容説明
地盤の液状化とは何か?それは身近な出来事であり、地震防災の上で無視し得ない現象です。揺るぎない大地、そこにある謎とは…本書は、地盤の液状化について広範なトピックスを交えながらわかりやすく紹介する読み物です。2005年に出版された原版の内容に新しい情報を加えた増補改訂版です。
目次
地震が地面を液体に変える
液状化の起きるわけ
噴砂は液状化のシンボル
地面が流れる
液状化を理解するための土の力学
液状化しやすさの条件
液状化は地震の揺れ方を変える
液状化で街に起きる異変
液状化を起こさない地盤改良
海でも起きている液状化
ナゾ残す液状化
言い残したこと
著者等紹介
國生剛治[コクショウタカジ]
中央大学理工学部教授、工学博士、技術士(建設部門)、昭和19年10月8日生。昭和44年東京大学大学院工学系修士課程土木工学専攻修了、同年(財)電力中央研究所入所。昭和49年米国Duke大学大学院工学系修士課程土木工学専攻修了。昭和57年東京大学博士号(工学)取得。平成元年(財)電力中央研究所立地部長、平成7年同参事、平成8年より現職。土木学会地盤工学委員会委員長、論文集編集委員会第3部委員長、地盤工学会国際担当理事、調査部長、地盤工学会副会長などを歴任。主要研究分野:地盤・斜面の地震時震動特性・安定性、液状化特性、エネルギー施設の耐震性など。受賞:土木学会より研究奨励賞・論文賞、土質工学会より技術賞、地盤工学会より論文賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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