内容説明
いまの世界を動かしている中心渦巻きの一つEECも元の起りを遡れば日本女性の白い手から発している。クーデンホーフ光子夫人はヨーロッパ共同体思想の育ての母だ。恋と信仰と、慈愛と厳格の交錯した近ごろ無類の日本女性伝である。
目次
明治の三大国際ロマンス
青山家の人々
紳士の道
信教と語学
美男美女系列―クーデンホーフ・カレルギー家の人々
収穫と置きみやげ
日陰者から日なたへ
皇后陛下の令旨
自ら学ぶ
夫妻
Drei Verwandlungen(三段変化)
社交界の花
プラトンのたとえ話のごとく
馬鈴薯の花
ヨーロッパの没落
一粒の麦
新しき路
「パン・ヨーロッパ」すなわち「ヨーロッパ合衆国」
母子の最もよき日
ナチ迫害の陰に
アメリカの共鳴
日本への影響
EECとクーデンホーフ
クーデンホーフ伯と暮らした三日間
日本へ―鹿島平和賞
接渉した人々
ふたたび日本へ
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