内容説明
明治の赤煉瓦といえば西洋館ばかりが有名だけれど、もうひとつ忘れてはならないのにトンネルや橋などの土木構造物の赤煉瓦がある。この重要領域にはじめて光を当てた著者の努力によってもうひとつの明治の花が明らかとなった。
目次
第1章 煉瓦の導入と展開
第2章 煉瓦の寸法と組積法
第3章 煉瓦構造物のデザイン
第4章 特殊な煉瓦構造
第5章 煉瓦と石材
第6章 煉瓦構造物の衰退
第7章 煉瓦構造物の保存
著者等紹介
小野田滋[オノダシゲル]
1957年兵庫県西宮市生まれ。日本大学文理学部応用地学科卒業。日本国有鉄道、鉄道総合技術研究所、西日本旅客鉄道、海外鉄道技術協力協会などを経て現在、鉄道総合技術研究所情報・国際部。博士(工学)。主な著書に、鉄道構造物探見、JTB、2003(第29回交通図書賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。