出版社内容情報
地形や空間が改変され、社会も更新される事態において、いかにして地域文脈は継承されうるか。
地域文脈の読解とデザインを考える。
「新たな生業・社会・場所をいかにして導入し『地域文脈』の再生や創造に向けて駆動させることができるのか。地域の人々がいかにしてまちづくりの創造と進化を問うための高度な議論の仕組みを構築することができるのか、そもそも「地域文脈」の読解と定着ができる人材をいかにして育成するのか。」――本文より
内容説明
地形や空間が改変され、社会さえも更新される事態において、いかにして「地域文脈」は継承されうるか。「環境から読みとるもの」から「環境をデザインしていくもの」へ。過去と未来をいかに紡ぎ合わせるか。地域文脈の読解とデザインを体系的に考える。
目次
第1部 地域文脈論の系譜(地域文脈論の三つの波;建築集合―建築史家による地域文脈論 ほか)
第2部 読解のデザイン(地域文脈を「読み解く」とはどういうことか;地域文脈をとりまく社会情勢の変化 ほか)
第3部 定着のデザイン―読解からの実践(地域文脈の「定着」とはどういうことか?;グローバル資本主義下における地域文脈の定着のデザイン ほか)
第4部 再び、フィールドでの模索と展望(地域文脈デザインのチャレンジ―都市の現在的課題のフィールドで考える;神宮外苑の地域文脈―フレームを問い直し、フリンジを再検討する ほか)