イタリアの中世都市―アゾロの建築から領域まで

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イタリアの中世都市―アゾロの建築から領域まで

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  • サイズ A5判/ページ数 523p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784306073494
  • NDC分類 237.04
  • Cコード C3052

出版社内容情報

北イタリア、ヴェネト地方を代表する美しい丘陵都市アゾロ。
アドリア海に面するヴェネト州は、かつてヴェネツィア共和国の大陸領土(テッラフェルマ)と呼ばれた地域である。同州は広大なヴェネト平原から急峻なアルプス山域にいたる多様な地理条件が特徴で、丘陵都市アゾロは平野と山地の中間地帯にある。平野部の多くの都市が鉄鋼業や製粉業、製材業などによって近代化を遂げ、都市の風景を変貌させたのに対し、アゾロではいまだ農業を基盤とした地域構造が残り、古きよき街並みが保たれている。
この歴史的な都市アゾロを対象に、日伊の建築学・歴史学・地理学の専門知を結集し、丘陵地帯の裾野で展開する都市領域(テリトーリオ)の形成と再編成の過程をたどる。

内容説明

イタリア・ヴェネツィアの北に位置する、美しい丘陵都市アゾロ。ここはかつてヴェネツィア共和国の大陸領土(テッラフェルマ)と呼ばれた地域にあって、近代化による発展で姿を変貌させることなく、農業を基盤とした地域構造が残り、現代まで中世の古きよき街並みが保たれている。文人ピエトロ・ベンボ、キプロス女王カテリーナ・コルナーロ、詩人ロバート・ブラウニングらに愛された歴史的な都市を対象に、日伊の建築学・歴史学・地理学の専門知を結集させ、新たな領域史の方法にもとづいて、丘陵地帯の裾野で展開する領域形成と再編成の過程をたどる。

目次

序 アゾロへの視点
第1章 テッラフェルマの風景
第2章 ヴェネトの都市と領域
第3章 アゾロの都市形成
第4章 アゾロの建築
第5章 アゾロの領域と風景

著者等紹介

伊藤毅[イトウタケシ]
青山学院大学総合文化政策学部教授。東京大学名誉教授。工学博士。都市史学会会長。1952年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業・大学院博士課程単位取得退学。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授を経て、現職。2011年日本建築学会賞、2005年建築史学会賞、1990年日本建築学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アメヲトコ

9
ヴェネツィア近郊の丘陵部に位置する中世都市アゾロに関する調査研究成果をまとめた論集。都市内部にとどまらず、周辺の農地、さらにはヴェネトという領域まで、さまざまなスケールを横断した解像度の高い解析がなされます。この地域には18世紀以降の詳細な地籍図がしっかり残っていて、GISによる重ね合わせによって過去の風景が復元できるのがうらやましい。土地勘とイタリアの社会の基礎知識を欠く人間にとっては第3・4章の都市空間の解析がとっつきやすく、起伏のある土地の開拓過程の復元が面白いです。造本・レイアウトも凝ってます。2020/05/05

鵐窟庵

6
伊藤研究室総括本第二弾。オランダ低地都市フリースラントに対し本書はイタリア中世都市アゾロの実地調査記録。フリースラントの大規模類型的調査に対して、アゾロは中小規模で具体的な都市遍歴や建築成立・増改築過程の仔細な調査である。相変わらず豊富で美しい図面からは、アゾロは直交よりも角度のある三角的平面が都市や建築に見られ、断面は地形を巧みに造成しながら建築に合わせているため、絶妙な身体スケールの空間の中に卓越した土木技術が見られる。いつか訪れてみたい。2020/05/07

人生ゴルディアス

4
『イタリアの中世都市』であって"中世のイタリア都市"ではない。ヴェネツィア近郊のアゾロという都市においての、中世から現代にいたる土地家屋の変遷を追いかける……感じか。当たり前だけれどアゾロという都市固有の情報が大半で、過去の課税台帳や行政が制作した地図から、現在に残る古い建物とその土地がどのように変化、発展してきたかが細かく記されていて、アゾロに特に思い入れもない自分は途中で好奇心が尽きてしまった…。丘陵地に建つ家の間取りや断面図などは他の中世本ではめったに見かけないので、そういう点は面白かった。2021/04/01

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