出版社内容情報
大変困難な「調整作業」により成し遂げられてきた、その実践的都市計画の手法によるまちづくりが、他地区にどのように影響し、戦後の都市計画や港湾再開発の流れの中でどのような意味を持つかを多角的に語り、さらに今後の展望に触れる。
?:開発誘導から公民協働へ
1:なぜ〈みなとみらい〉が話題になるのか
2:〈みなとみらい21〉の胎動から実現へ
3:基本計画の特性
4:事業の加速・高度化、そして環境の激変への対応
5:〈みなとみらい21〉と丸の内の再構築
?:持続する都市
1:港湾都市の再開発
2:環境技術と都市
3:〈みなとみらい21〉とエリアマネジメント
座談会:〈みなとみらい〉の魅力をつくった思想と方法
情熱都市YMM21編集委員会[ジョウネツトシミナトミライニイチヘンシュウイインカイ]
情熱都市YMM21編集委員会
金田孝之(かねだ・たかゆき):1970年横浜市入庁。横浜市副市長、みなと綜合研究財団理事長など。現在、みなと綜合研究財団顧問。
国吉直行(くによし・なおゆき):1971年横浜市入庁。都市デザイン室長など。げんざい、横浜市立大学国際総合科学学部特別契約教授。
中尾 明(なかお・あきら):1971年大高建築設計事務所入所。〈みなとみらい〉の基本計画策定作業などに携わる。現在、都市設計研究所代表取締役。
浜野四郎(はまの・しろう):1979年横浜市入庁。横浜市企画調整局、横浜市政策局長ほか。現在、横浜市住宅供給公社理事長。
内容説明
都市デザインを常にリードするヨコハマのまちづくり“みなとみらい21”!事業着手から35年を超えた現在までの軌跡と今後の展望を探る。
目次
1 開発誘導から公民協働へ―“みなとみらい21”における都市の計画思想の継承と発展(なぜ“みなとみらい”が話題になるのか;“みなとみらい21”の胎動から実現へ;基本計画の特性―“MM”が目指したもの;事業の加速・高度化、そして環境の激変への対応;“みなとみらい21”と丸の内の再構築―つながりゆく街づくりの思想)
2 持続する都市―技術、空間、思想、潮流を包摂し、マネジメント(港湾都市の再開発;環境技術と都市;“みなとみらい21”とエリアマネジメント)
座談会 “みなとみらい”の魅力をつくった思想と方法―公民協働と都市デザイン