出版社内容情報
普通の町が、個性の絡まりがつくる非凡な都市へ脱皮するには。巨大なハコモノをつくる前に空間の住人の力を引き出すには……。
都市の「らしさ」を可視化し、「空間コード」の実践から名古屋・中川運河の再生を試みる。
内容説明
普通の町にして、個性の絡まりがつくる非凡な都市へ脱皮するにはどうすればよいのか。力まかせで巨大なハコモノをつくる前に空間の住人の力を引き出すには…。都市の「らしさ」を可視化し、多くの人の手で継承・進化させるためのツール「空間コード」の実践から、名古屋・中川運河の再生を試みる。
目次
第1部 空間コードとは
第2部 中川運河を発見する(都市のセカンドネーチャー;共演する土木・緑・建築 ほか)
第3部 中川運河の空間コード(海に向かう都市の層;閘門式運河の水面 ほか)
第4部 空間コードを発見する技(中川運河の隣人;運河に生える自然 ほか)
第5部 空間コードの応用(開かれたプロセスとしての空間コード;空間コードが提起する課題 ほか)
著者等紹介
竹中克行[タケナカカツユキ]
地理学者/愛知県立大学教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学、博士(学術)。地中海ヨーロッパのフィールド調査・研究を下敷きとして、日本国内で応用的な都市研究を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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