内容説明
地球温暖化、生物多様性の破壊、化石燃料の枯渇…三つの危険を乗り越える、石油ゼロ型のまちづくりを目指すキーワード、帯状に連携した、みみず(節足動物)型都市、「環節都市」とは?鳥取環境大学での社会実験から通して見えた、持続可能な未来「環節都市」を築くシナリオ。
目次
第1章 都市圏に、生きる(逆都市化の時代―アンチ・コンパクトシティ論;アンチ田園都市論;都市圏に生きる―人口減少というチャンス)
第2章 バイオマスエネルギーで、生きる(バイオマスエネルギーで、生きる;天ぷら廃食油―身近なバイオマス;社会の仕組みを変える―地球緑社会に生きる)
第3章 見えない環境を、見る(見える環境革命;自然再生とは―生物多様性の回復;社会実験―地域油田をエコバスが走る)
第4章 実践研究―石油ゼロのまちをつくる(見える環境化の道具づくり;地域通貨と炭素銀行;実践研究―地域油田をエコバスが走る)
第5章 環節都市が、未来を開く(環節都市が、未来を開く;石油ゼロ型まちづくり;石油ゼロ大都市への挑戦)
著者等紹介
吉村元男[ヨシムラモトオ]
現在、地球ネットワーク会議代表、(株)環境事業計画研究所会長。1937年京都市生まれ。京都大学農学部林学科卒業、造園学専攻。環境事業計画研究所所長、鳥取環境大学教授を経て、(株)環境事業計画研究所会長に就任し、現在に至る。その間、奈良女子大学、大阪大学、京都工芸繊維大学、鳥取大学などの非常勤講師を歴任、地球環境問題を視野に入れた循環型地域づくりを目指す地球ネットワーク会議の代表を勤める。作品に、「大阪万博記念公園の基本設計」(日本造園学会賞)、「鎮守の森の保存修景研究」(環境賞、共同受賞)、「新梅田シティ」(大阪府都市景観最優秀賞、建設省都市景観大賞、共同受賞)、「白鳥公演」(名古屋市景観賞)、「都市公園での功労」(北村徳太郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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