内容説明
都市計画の視野を、公共空間である連続した河川空間、既存市街地、環境にも配慮した都市形成にまで広げて、流域圏と都市について論じたもの。自然と共生する流域圏・都市の再生(形成)について、日本のみならず世界の先進的な事例を紹介するとともに、そのために必要となる再生(形成)シナリオの設計・提示など、研究の成果等についてとりまとめたものである。
目次
長い時間スケールで見た文明の変化と都市化
近年の都市化と今後の展望
都市環境の変遷と課題
川からの都市再生の事例
自然と共生する流域圏・都市再生の事例
都合の悪い自然(水害)への対応
交通施設と都市環境(道路撤去・川からの都市再生)
都市の水・熱・大気の循環
川、流域圏と福祉・医療・教育
生態系とエコロジカル・ネットワーク
川からの都市再生シナリオの設計・提示
流域圏(国土)再生シナリオの設計・提示
地球温暖化時代の流域圏・都市
自然と共生する流域圏・都市の再生(形成)への展望
著者等紹介
吉川勝秀[ヨシカワカツヒデ]
日本大学教授(理工学部社会交通工学科)。慶應義塾大学大学院教授(政策・メディア研究科)。京都大学客員教授(防災研究所・水資源環境研究センター)。1951年高知県生。東京工業大学大学院修士課程修了(土木工学専攻)。工学博士。技術士。建設省:土木研究所研究員、河川局治水課長補佐・河川計画課建設専門官・流域治水調整官、関東地方建設局下館工事事務所長、大臣官房政策課長補佐・環境安全技術調整官、大臣官房政策企画官、国土交通省:政策評価企画官、国土技術政策総合研究所環境研究部長等を経て退職。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、リバーフロント整備センター部長を経て現職。中央大学大学院理工学研究科・東京工業大学理工学部の各講師。NPO川での福祉・医療・教育研究所代表(理事長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 夜が来るまで待って3(イラスト簡略版)…