内容説明
われわれは、新しい時代の都市モデルを描けるか?「都市化の原理」を問い直し、「都市の集約と民営化」の論理を明かす。
目次
第1章 都市化には波がある
第2章 集約型の都市化へ
第3章 都市化とは脳の外在化である
第4章 列島都市化の歩み
第5章 インテンシブ・シティ
第6章 第三都市化時代
著者等紹介
若山滋[ワカヤマシゲル]
名古屋工業大学大学院工学研究科教授。1947年台湾に生まれ、東京で育つ。67年東京工業大学建築学科卒業、74年同大学院博士課程修了・工学博士。株式会社久米建築事務所(現久米設計)勤務を経て、83年名古屋工業大学助教授、89年より現職。主な建築作品:不二の一文字堂、高萩市立図書館・歴史民俗資料館、東邦ガス知多緑浜工場管理センター、西尾市岩瀬文庫展示棟など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西洋の都市は城壁に囲まれ、石積み・煉瓦積みの中高層建築で構成されている。それに対して、日本の都市には城壁が存在せず、また木造平屋であったため、今まで都市は水平方向に無制限に拡大してきた。しかし今後の日本の人口減少を考えると、都市は拡大ではなく集約が必要であり、その方法論として民営化が重要であると著者はいう。その民営化の提案の中で一つ興味深かったのが、民間による道路の再活用。日本の都市の道路面積の比率は世界的に見ても高いらしく、その道路を仮設店舗の自由化などで有効活用すべきというもの。2011/04/18
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