SDライブラリー<br> 近代建築の系譜―1900年以後〈下巻〉

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近代建築の系譜―1900年以後〈下巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 698,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784306061040
  • NDC分類 523.06
  • Cコード C1352

目次

第2部 両大戦間における近代建築の結晶化(近代運動に対する全体主義からの評価;イギリスとスカンジナビアへの近代建築の波及;伝統の継続)
第3部 1940年以降の普及と変容(アメリカにおける近代建築―移入と定着;ル・コルビュジエ晩年の作品における形態と意味;マルセイユのユニテ・ダビタシオン―集合住宅のプロトタイプ;アルヴァ・アアルトとスカンジナビアの伝統;ルイ・I.カーンとモニュメンタリティへの挑戦;イギリスにおける建築と反建築;地域的アイデンティティの問題;60年代、批判と危機;1960年以降の発展途上国と近代建築;近年の近代建築の動向)
結論 近代性、伝統、そして真なるものとは
追章 本質を求めて―建築の現状(1987年)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OKKO (o▽n)v  終活中

2
同書「上巻」とともに、フランク・ロイド・ライトについて一席ぶつために再読。下巻は今回自分で設定したレポートのお題「落水荘」を作って以後、グッゲンハイム美術館あたりがライトの記述としてはメインに。グッゲンハイムについて、外観はイデオロギーがよく発現しライト哲学の完成型といって差し支えないが、まさかソフトウエアを阻害する致命的な欠点があるとは知らなんだ。建築の哲学にふれるたび、モンカイガンの私は「本気か? 正気なのか?!」とびっくりすることもしばしばだが、概ね好感をもって接しているライトですら……2016/01/08

May

0
芸術としての近代建築の思想、論点、波及について論じた本。下巻は主に1940年代~1970年代の世界が舞台。著者はライト、ミース、ル・コルビュジエ、アアルト、カーン、ウッツォンなどの傑作の中に建築史を貫く問題意識と芸術性、高度な総合的解決を見ていて、深淵な思想と普遍的な批評性のあるものとしている。一方で、近代建築の傑作を模倣することで現代の都市をつくってきた建築群やいわゆるポストモダン建築の潮流は形態や引用こそそれらしいが皮相的なものにすぎないというような論じ方をしている。2013/04/04

OKKO (o▽n)v  終活中

0
同書「上巻」のコメント参照。2013/03/27

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