内容説明
本書で扱っているのは、特別なイベントではない。私たちの身のまわりの屋外空間と、そこでの日常の活動に焦点を当てている。そして建物のあいだのアクティビティを豊かにはぐぐむための条件を、都市のスケールから街角のディテールまで、きめ細かく論じている。
目次
第1部 建物のあいだのアクティビティ(屋外活動の3つの型;建物のあいだのアクティビティ;屋外活動と屋外空間の質;屋外活動と建築の動向;建物のあいだのアクティビティ―現在の社会状況)
第2部 計画の前提条件(プロセスとプロジェクト;感覚、コミュニケーション、規模;建物のあいだのアクティビティ―プロセス)
第3部 集中か分散か―都市計画と敷地計画(集中か分散か;統合か隔離か;誘引か拒絶か;開放か閉鎖か)
第4部 歩く空間・時を過ごす場所・細部の計画(歩く空間―時を過ごす場所;歩く;立ち止まる;座る;見る、聞く、話す;すべての点で快適な場所;柔らかなエッジ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K A
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人と車の生活領域の棲み分けについて。ヴェネツィアは人を中心にした奥が異空間の活用事例の良い例らしい。西洋の影響下にある都市計画にのみ限って言及しているので、東洋やアラブ地域の建築関連書籍も読んでみよう2014/04/14
naof
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屋外空間の質が高いと幅広い任意活動が生まれ、受け身のふれあいが増える2009/11/11
阿部
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社会活動は人の生活を豊かにする、社会活動がどの程度生じるのかと空間のデザインには関係がある、といった前提に立ち空間と活動の関係について論じている。2019/07/04