内容説明
大衆の夢をデザインしたモダニズム。スクリーンのなかの都市は、人々の希望としての未来像。映画セットは建築家の実験の舞台でもあった。ミース、コル、ライトらを160点あまりの画像で検証する建築のメディア論。
目次
第1章 新しい建築の誕生
第2章 第七の芸術を建てる
第3章 先頭に立つヨーロッパ
第4章 ハリウッド無限会社
第5章 現代の神秘
著者等紹介
アルブレヒト,ドナルド[アルブレヒト,ドナルド][Albrecht,Donald]
建築家。ニューヨークの「ムービング・イメージ」アメリカ博物館のプロダクション・デザイン部部長などを歴任
萩正勝[ハギマサカツ]
1917年兵庫県生まれ。1941年東京帝国大学工学部建築学科卒業、大蔵省営繕管財局工務部勤務、1946年坂倉建築研究所勤務、1949~54年西村建築事務所勤務、その間ガリオア留学生として米国コロンビア大学に留学、建築設計事務所所長を経て、1968~90年足利工業大学工学部建築学科教授、同大学名誉教授。1996年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コットン
56
映画における近代建築やセットについての面白い視点の本。中でも、前衛的記録映画『今日の建物』のル・コルビュジェの建物が単に見るための芸術作品ではなく、アクションという観点からもみられる。と書かれていたり、フリッツ・ラング監督の建築の素養―彼の父が建築家であったし、彼自身もしばらくエンジニアリングを学んだことがある。―などそうなんだと思える点がある。2016/08/14
tkm66
0
おそらく<映画美術>について書かれているのであろうが、何せひどい翻訳・下訳をそのまま載せたにしても・・との覚えが。2008/07/12