目次
第1章 一九七三年、ブルックリン、ニューヨーク
第2章 私は元初を愛する
第3章 私の仕事ぶりはいかがでしょうか、コルビュジエさん
第4章 ルーム、街路、そして人間の合意
第5章 建築、沈黙と光
第6章 沈黙と光
第7章 ライス大学講義
第8章 スペースとインスピレーション
第9章 建築についてのステートメント
第10章 リマークス
著者等紹介
前田忠直[マエダタダナオ]
1944年大阪市に生まれる。1967年京都大学工学部建築学科卒業。1972年同大学大学院博士課程修了。1981‐82年スイス連邦工科大学(ETH)客員研究員。1992年‐02年京都大学工学研究科専任講師。2002年‐08年京都大学工学研究科教授、工学博士。2008年京都大学名誉教授。建築家、建築論・建築設計専攻。「ルイス・カーンの建築論的研究」によって日本建築学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ビイーン
15
「光は沈黙へ、沈黙は光へ」等、ルイス・カーンの発する言語はあまりに奥深く、その特異性を理解する事はとても難しく思えた。再読必須か。2016/05/01
roughfractus02
8
幾何学をベースにしたモダニズム建築だが、時代錯誤的で廃墟にすら見える自らの建築の本質を、著者は「それ自身のもてるすべての美しさをいまだ表していないが、しかし存在への力を充分に備えているようなもの」の形象化であるとし、「アルカイック」と表現した。著者晩年の言葉を収めた本書も、自らと対話するような箴言的な言葉で紡ぎ出される。その潜在的なポテンシャルを帯びた言葉で意味の深みに導かれる読者は、著者の原初の幾何学が建築を数量化するのではなく見えない関係(光と影コントラスト)、質、力を引き出しているように思えてくる。2025/06/21
makoto sakaguchi
3
サーブァントスペースのことをもっと知りたかった。以前、バングラデシュ国会議事堂を含むダッカの、都市計画を調べたけれど、「光」と「集い」への想いが強く感じられた。また、カーン没後、息子がカーンに縁ある人々を訪ねた映像作品「My Architect」もオススメ。2015/01/22
TAKAMI
1
今まで触れた建築家による言葉の中で最も美しいと感じた。アフォリズム的だけど難解というわけでもなく、シンプルだけど深い。芸術家の身体感覚に触れているというカンジ。何度も語られていることをしっかり刻みたい フォームやシェイプ、デザインとか、英語で触れたほうがいいのかもとも思った。2015/03/01
毒モナカジャンボ
0
ああーっ!最高だよーっ!2024/05/14
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