内容説明
この本は、著者が長い間、研究経験したり,感銘したミースの言葉や作品を、諸説と評論を加えながら伝記的にまとめている。ミースの建築哲学と建築形態の考え方を新たに理解しようとする良き入門書。写真図版235点収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビイーン
3
ミースの設計したガラス張り建築の空調方式に興味あり。空調負荷計算書が見てみたい。2015/05/03
Holy Boon
0
1回目読了。巨匠に触れた程度の理解度。コルビュジェと並び、現代の建築に多大な影響を与えた人だという事を改めて実感。再読予定。2015/07/05
Kazuya Yasuki
0
ミースは素材とその性質によってもたらされる構造を愛した2025/03/01
s.on.h
0
虚像化されたミース・ファン・デール・ローエの虚像の部分を描いた書籍。無知で初めて知った部分が多かったが、礼賛されている感じが強すぎる気がした。だが、虚像としてのミースの理解は深まった気がした。ただ、その考えにも最近良く考える建築物が人が介在せずに成立しているような感触をおぼえた。構築物としての建築物と時代の象徴としての建築物。ただ人に寄り添えばいいとは思えないが、そこに自然物のような温かさを練り込みたい。構築物に関する姿勢には少し内藤廣の姿勢が想起された。2018/12/07