内容説明
都市の路上には、電柱、道路標識、屑かご、ベンチ、電話ボックス、自動販売機、ポリ容器といった様々の人工物がある。本書は、街路にある道具の変遷と生態の調査を基に、ストリートライフへの関わりを初めて考察した画期的な書である。
目次
１ 道具から都市へ
２ 都市の道具の現代史
３ 道具の生態学
４ ストリート・ライフと都市の道具
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAKAMI
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都市景観を構成する要素として電柱やガードレール、ベンチなどの「都市の道具」に着目し、そこからあるべき道具の用いられ方や、豊かな都市空間をつくるためのヒントを考える。短く２時間もかからず読めるコンパクトな本だが、日本における都市の道具について基本的な考え方や知識がまとめられていて良い。後はデザインや構成について実践例を示す本があれば、セットで勝って持っておきたいと思える。2015/10/16
