感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
9
ポストモダンの建築家・批評家はモダニズム建築の代表者としてル・コルビュジエを批判するが、「ポストモダン」の語を哲学で普及させたリオタール『ポストモダンの条件』(1979)以前この語を建築分野で用いた著者は、ル・コルビュジエ自身の建築スタイルの変容にモダンからポストモダンへの移行を見出す。その生年から晩年までを辿る本書は、第二次大戦下新古典主義を称賛するナチスに従うヴィシー政権寄りでも作品を制作せずモダニズム建築の姿勢を貫いたル・コルビュジエが、荒々しいブルータリズム建築へ移る50年代にその変容を見て取る。2025/09/08
Ryo.S.
0
コルビュジェの一生がわかりやすくまとまっている良書だと思う2015/03/21