感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
モデュロールによる人間の空間全ての組織化の目論見には、世界を測ること自体の刷新という根底的な動機が含まれる。それゆえ前巻では、フランス工業標準局(AFNOR)との対立が、本巻では英国のモデュラー・ソサエティと国際標準化機構(ISO)と対立が描かれた。本巻は人間中心の機能的な建築という概念から導出された身体の動きに合わせたモデュロールに対する規制の尺度を遵守する側とのやり取りと葛藤を自伝的に記す。一方、規格化・標準化した建築概念を都市計画へ拡張すると、人間中心のモデュロールの有効性が問われる場面も示される。2025/06/09
RS
0
モデュロールⅠの続編。主にその後の普及の状況や、各界からの批評、反論などの反応がまとめられている。アインシュタイン、ギーディオン、ワックスマン、ホセ・ルイセルトなど、錚々たる面々によるコメントが興味深い。2016/02/02
ftoku
0
モデュロール発表後のユーザーの反応や反論、実例などが雑多にまとめられているせいか読みづらい。都市計画レベルのスケールになるとあっさりとモデュロールを捨ててる辺りは面白く読んだ。2019/03/09
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