感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
6
建築が都市から後退する契機を作ったという批判もある著者の『住宅論』だが、その続編である本書は建築を都市に開かれた系でなく閉じた系と見なすことで空間を生成する「機械」(G・ドゥルーズ『プルーストとシーニュ』)と解釈する。意味空間では理論化不能な部分や断片の不確定で意外性のある効果としての「空間機械」は、伝統的建築の象徴性でもモダニズム建築の機能性とも異なる。両者は設計者の意味空間に垂直的関係にあるが、現代の住宅建築はそれら垂直空間を越える多様性空間を創造する可能性を秘めている、と著者は考える(1975刊)。2025/08/28
引用
2
同時に複数の主題が並行している様子が並置されているのが良い、都市と〈都市〉、機能と〈機能〉、人影、抽象、など とにかくそういうものが複合的に、しかし全的に(直撃的に)現象するのが建築の最も美味いところなのでこれでよい2020/12/05