出版社内容情報
建築家カルロ・スカルパが愛した日本。「戦後の世界の建築界に大きな影響を与えてきたイタリアのスカルパは、1978年、日本で亡くなった。なぜ日本なのか。スカルパには日本に来る必然的な理由があった。その謎を知るにはこの一冊を手にするしかない」――藤森照信
内容説明
和書や日本に関する書籍を渉猟していたスカルパは、日本建築のみならず、日本の伝統に心酔し、自身のデザインに取り込んでいった。多くを語らなかったスカルパの思想を、遺されたスカルパの蔵書や図面から丹念に読み解いた労作。
目次
第1章 日本へ続く道
第2章 ライト、スカルパ、日本
第3章 光と影
第4章 時間
第5章 日本の“手引き”―カルロ・スカルパの建築言語