出版社内容情報
縄文・弥生時代の竪穴住居から高床建物、古墳時代、仏教建築、貴族の時代、武士の時代を取り上げ、時代を順に追って記述。空間に視点をおき、実物空間、平面、立面、断面などの空間構成を考察、新たな概念化の試み。
内容説明
本書は、日本の建築空間史(縄文・弥生から江戸時代まで)を通史的にもまとめたもので、全体に渡って、空間に視点をおき、実物空間、平面、断面等の空間構成を考察し、新たな概念化を試みている。
目次
第1章 竪穴住居
第2章 神社建築
第3章 寺院建築における伽藍配置の変遷
第4章 寺院建築の中心性
第5章 古代建築と中心
第6章 古代から中世へ
第7章 日本建築空間読解―空間の概念化
第8章 寝殿造
第9章 書院造
第10章 中心性から奥性へ
著者等紹介
安原盛彦[ヤスハラモリヒコ]
1945年生まれる。東北大学工学部建築学科卒業、同大学院建築学専攻修了。「『源氏物語』における寝殿造住宅の空間的性質に関する研究」で工学博士(東北大学)。1993年より東北大学工学部建築学科非常勤講師、秋田県立大学教授を経て空間史研究室主宰。空間史家。一級建築士。著書『日本の建築空間』(新風書房、1996、社・日本図書館協会選定図書)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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