メディアとしてのコンクリート―土・政治・記憶・労働・写真

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  • サイズ A5判/ページ数 391,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784306046368
  • NDC分類 511.7
  • Cコード C3052

内容説明

近代にはじまったコンクリートの意匠と文化の真価を、精選された写真とともに読み解く快楽。自然の材料か、歴史性を持ちうるか、芸術の対象たりうるか。「建築と素材」というテーマに新たな思考を切り開く歴史観。

目次

第1章 土と近代性
第2章 自然または不自然
第3章 歴史のない素材
第4章 コンクリートの地政学
第5章 政治
第6章 天と地と
第7章 記憶か忘却か
第8章 コンクリートと労働
第9章 コンクリートと写真
第10章 コンクリートの復興

著者等紹介

坂牛卓[サカウシタク]
建築家/東京理科大学教授。1959年東京生まれ。1985年UCLA大学院修士課程修了。1986年東京工業大学大学院修士課程修了。1998年よりO.F.D.A.associatesを主宰。2006年信州大学工学部教授。2007年博士(工学)。2011年より現職。主な作品=「するが幼稚園」(第二〇回公共の色彩賞、2005)、「大小の窓」(建築学会作品選集、2006)、「リーテム東京工場」(第四回芦原義信賞、2005、建築学会作品選奨、2007、インターナショナル・アーキテクチャー・アウォード、2007)、「松ノ木のあるギャラリー」(インターナショナル・アーキテクチャー・アウォード、2015)

邉見浩久[ヘンミヒロヒサ]
1959年生まれ。東京工業大学大学院、イェール大学大学院修了(フルブライト奨学生)。リチャード・マイヤー・アンド・パートナーズを経て、現在に至る

呉鴻逸[ゴコウイ]
建築家/東京電機大学講師。1975年東京生まれ。台湾出身の両親をもつ。1998年東京大学卒業。2006年ベルラーヘ・インスティテュート修了。シーザー・ペリアンドアソシエーツジャパン、FOA勤務を経て、2009年にWhiteroom Architectsを設立。東京理科大学助教を経て2015年より現職

天内大樹[アマナイダイキ]
美学芸術学/建築思想史、静岡文化芸術大学講師。1980年東京生まれ。東京大学大学院修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD、大阪大学)、東京理科大学工学部第二部建築学科PD研究員などを経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おっとー

6
コンクリートは人工的なイメージを持たれつつ、その素材は石や砂利などの天然物である。近代に登場したものでありつつもその起源は曖昧で、国によっても使われ方は様々、さらにはその作りやすさから辺境や社会主義国(特に団地として)でも盛んに使用される。すなわち自然と人工、中央と辺境、先進国と途上国といった、近代にまつわる進歩史観や二項対立の概念を崩し、常にその間をうろついている不気味な存在がコンクリートなのである。それゆえに、コンクリートの建築物は様々な解釈を呼び、その場所、その時代において色々な意味を付与される。2022/11/21

鵐窟庵

1
本書は技術史・社会史からみたコンクリートの文化論である。技術的には、コンクリートが持つ、先進的、野蛮的、国際的、地域的など、いかなる様相・表層にも表現可能な物性は多くの作品や言説を生み出してきた。一方、コンクリートは社会の発展ために大量の建築を供給するのに役立ったが、その生産決定や労働環境など多くの政治性を伴う素材でもあった。メディアとしてのコンクリートは、作品表現上の自由の反面、多くの社会的な制約、不自由さを強いる両義的な素材であったと言える。本書中のイタリアや南米のコンクリート建築作品は新鮮だった。2018/12/29

イコ

0
王立英国建築家協会協会長賞受賞作。コンクリートの本は実務的な本が多いが、日本では法令集、告示編、標準仕様書、監理指針、JASS5を押さえておいておけば基本は分かる(と思う)。本書はそのような本とは一線を引いた内容となっており、人文書に近く、近代以降のコンクリートを全般的に書かれており、施工について深い理解がある点で評価できる。教授や設計者の視点で書かれる本が多い、その本では得られない建築の教養がココにある。高価なのは建築本の定めだが、建築学科の生徒達には熟読しても損はない内容だ。人文書好きにもおススメだ。2018/11/03

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