アート建築複合態

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784306046047
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C3052

目次

イメージの建築
第1部 グローバル・スタイル(ポップな市政学;新たなる水晶宮;ライトなモダニティ)
第2部 アートと相まみえる建築(ネオ・アヴァンギャルド的身振り;ポストモダニズム式機械;ミニマリズム系ミュージアム)
第3部 ミニマリズム以降のメディウム(リメイクされた彫刻;丸裸にされた映画;縛りを解かれた絵画)
イメージに抗する建設

著者等紹介

フォスター,ハル[フォスター,ハル] [Foster,Hal]
プリンストン大学美術史考古学科教授。美術史・美術批評。1955年シアトル生まれ。プリンストン大学卒業。1978年からArtforum誌に批評を寄稿。Art in America誌の編集に携わった後、ニューヨーク市立大学にて博士号取得。コーネル大学にて教鞭をとった後、1997年より現職

瀧本雅志[タキモトマサシ]
岡山県立大学デザイン学部准教授。表象文化論、哲学。1963年生まれ。京都大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学博士後期課程修了。大阪芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kthyk

20
この50年、絵画・彫刻・映画と建築空間の関わりは密接だ。それはフェスティバルでビジネスを呼び込み、都市をブランド化すべくアートと建築が集束する場こそ資本主義社会のテクノロジーとメディアの焦点として機能しているからだ。アートに関わってきた建築、次にアートから生まれた建築、そして、メディウムとしてのアートと建築の変容、本書はその三部構成。反近代と言われる、現代は用=美、文化と経済は一体化され、全体はアート建築複合態なのだ。その論説はモダニズム初期、ロースの「装飾と犯罪」同様、強烈な文化批評として書かれている。2022/03/16

引用

1
第一部の批評はかなり整理されていて分かった、つまるところミニマリズムの芸術によって明らかにされたのは認知の形式が常に社会的な制度を再形成してしまうそのあり方だったのではないかと思う、またテクトニックということも結局同じような混乱を形成しがちなのだが、とにかく「結構」に見えるということが問題にされるべきだと思っている。2020/09/22

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