内容説明
明治時代以降、日本人の生活スタイルは大きく変わったが、起居様式のような根本的なところでは変わっていないようにも思われる。「靴脱ぎ」という日本固有の習慣から考え、江戸時代の庶民の生活から見ると、衛生はもとより、機能性、利便性、居住性などあらゆる面で向上したことは間違いないが、起居様式は状況によって「床坐」「椅子坐」を使いわける「二重生活」は今もつづいている。明治時代以降、生活スタイルは変わったのか。
目次
第1章 起居様式から考える
第2章 間取り
第3章 家事
第4章 家という商品
第5章 建築家の家
第6章 なぜ、デザイナーズマンションはヒットしたのか
第7章 明治時代以降、生活スタイルは変わったのか
第8章 これからの日本の住まい
著者等紹介
鈴木紀慶[スズキノリヨシ]
編集者、建築・デザインジャーナリスト、物件評論家。1956年神奈川県生まれ。1980年武蔵野美術大学建築学科卒業。『インテリア(JAPAN INTERIOR DESIGN)』、『icon』編集部を経てフリー。2000年スズキeワークス設立。現在、武蔵野美術大学、桑沢デザイン研究所非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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