内容説明
全国に普遍的に存在する「団地住宅」は、高齢化や老朽化に抗して、健全に、しかも生きいきと機能し続けることが可能か否か?多摩ニュータウンは都市計画、建築計画、住宅計画について約半世紀かけて壮絶で壮大な実験を繰り返してきた極めてユニークな「都市」である。初期開発実現から40年を経た多摩ニュータウンの全貌を解き明かす。
目次
第1章 多摩ニュータウンの成り立ちと系譜
第2章 多摩ニュータウン団地居住高齢者の生活像と居住環境整備の課題
第3章 諏訪・永山地区の高齢者の居場所
第4章 福祉亭の人々
第5章 子どもの育つ環境としての多摩ニュータウン
第6章 多摩ニュータウンの地域活動
第7章 近隣センター商店街の栄枯盛衰
第8章 住宅・都市公共施設の賦活・再生
著者等紹介
上野淳[ウエノジュン]
1948年生まれ。首都大学東京副学長、同大学大学院建築学域・都市システム科学域教授。1977年東京都立大学大学院博士課程修了、工学博士。建築計画学、環境行動研究、学校、病院、高齢者施設などの地域公共施設計画を幅広く手がけ、計画指導・コンサルタントとしても活躍。1995年「生活者に立脚した地域公共施設の建築計画に関する一連の研究」で日本建築学会賞(論文)を受賞
松本真澄[マツモトマスミ]
1989年日本女子大学住居学科卒業。首都大学東京大学院建築学域助教。青山学院女子短期大学非常勤講師。高齢者・単身者・女性の居住、団地の生活環境などを研究テーマとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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