内容説明
無視された事実、忘れられた建築家。50の秘話で明かされる近代建築史の真実。欧米・日本の巨匠たちの、知られざる素顔、見逃せない功績、語り継ぐべき史料。博覧強記の著者がつづるノンフィクション近代建築史。
目次
数奇な運命の建築家たち―政治と戦争に翻弄されて
近代デザインの黎明―ヘルマン・ムテジウスと日本の意外な関係
軽視されてきた宗教建築―ドミニクス・ベーム再考
教会建築のもうひとりの革新者―ルドルフ・シュヴァルツの場合
亡命建築家の数奇な奇跡―戦後に帰国したエルンスト・マイ
バウハウス再考の機運―いまだ少なくない研究課題
抽象的造形デザインの展開―テオ・ファン・ドゥースブルフとデ・ステイル
二本脚のパイプ椅子―その創案者をめぐって
近代建築、陰の功労者―カール・モーザーの功績について
ル・コルビュジエが参考にした書物―パッラーディオからの影響も明らかに〔ほか〕
著者等紹介
佐々木宏[ササキヒロシ]
1931年生まれ。北海道大学工学部建築工学科を経て、東京大学大学院修士課程および博士課程修了。学位取得。建築家(設計と併行して二〇世紀建築思潮を研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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