内容説明
デザイナーのみならず、今後の文化の行方を問う者にとって必読のデザイン論。稀代のメディア・コミュニケーション論者にして、哲学的エッセイの名手が、designという語の意味や、デザイナー倫理から、デザインと神、東洋と西洋のデサイン観、傘やタイプライターや潜水艦、都市計画までを縦横に論じた。あらゆる領域でデザインが注目されるいま、デザインとは何であり、何でありうるか?小さな一冊に、感性や思考への触発スイッチが多数仕掛けられた刺激的良書の待望の邦訳。
目次
1 基礎から(デザインという言葉について;デザイナーの眼差し ほか)
2 物のありようへ(戦争と物のありよう;デザイン:障害の除去のための障害 ほか)
3 形成されたものと建設されたもの(潜水艦;製作の場 ほか)
4 地平の彼方へ(シャーマンと仮面の踊り手;形相と資料)
5 物ならぬモノ
著者等紹介
フルッサー,ヴィレム[フルッサー,ヴィレム][Flusser,Vil´em]
哲学者。1920年チェコスロバキア生まれ。ユダヤ人の家庭に生まれ、ナチスの迫害を逃れ、1940年にブラジルに亡命。写真をはじめとするメディアに関する哲学を展開した。講演のため亡命後にはじめてプラハを訪問した帰途、自動車事故により1991年没
瀧本雅志[タキモトマサシ]
岡山県立大学デザイン学部准教授。表象文化論、哲学。1963年生まれ。京都大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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