出版社内容情報
スケッチは、彼の創作活動において、実に中心的な役割を演じていた。アールト唯一のエッセイ集、ついに復刻。
内容説明
本書は、アールト自身の言葉によって綴られた、唯一のエッセイ集である。アールトの思考方法を他人の解釈や推測でなく、彼の言葉で直接理解でき、研究のためにも貴重な資料である。多数のスケッチが添えられているために、アールトのデザインの源泉に迫る名著ともいえる。
目次
過去の時代からのモチーフ
既成の都市計画の中での住宅建設
ストックホルム展
問題としての住居
フィンランドからの手紙
住宅問題の地理学
合理主義と人間
構造および材料の近代建築への影響
万国博覧会:ニューヨーク万国博/ゴールデン・ゲート博覧会
E.G.アスプルンドの想い出〔ほか〕
著者等紹介
シルツ,ヨーラン[シルツ,ヨーラン][Schildt,G¨oran]
1917年生まれ。作家、美術評論家。1934‐35年、ソルボンヌ大学留学。1947年、文学博士。1951‐90年、スベンスカ・ダーグブラーデッド新聞社通信員。1969‐80年、アルヴァー・アールト財団会長。現在、同財団名誉理事
吉崎恵子[ヨシザキケイコ]
1971‐72年、ヘルシンキ工科大学留学。1973年、法政大学工学部建築学科卒業。1973‐74年、現代計画研究所。1974‐78年、ヘルシンキ大学フィンランド語科。2002‐03年、ヘルシンキ工科大学都市計画研究大学院。1974年‐、ヘルシンキ市都市計画局。各種の基本計画、インフラ計画および地区計画を作成。現在は、ヴォサーリ・プロジェクトで、ヘルシンキ新港と周辺業務地区の地区計画担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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