内容説明
現代へと導いた明治・大正・昭和の建築家500人余の列伝。師と弟子、先輩と後輩…近現代建築の系譜が人間模様によって鮮やかに浮かび上がる。巨匠・名作の源流をたどり、日本建築界のDNAを描いた名著、待望の復刻。
目次
概観―三つの建築家山脈とその他の山容
東大山脈―三人目の巨頭内田祥三
京大山脈―武田五一と西山卯三
大蔵省営繕の建築家たち
逓信営繕の建築家たち
建設業の建築家たち
東京市建築局と同潤会の建築家
横河民輔とその工務所の人びと
山口文象の出会った人びと
蔵田周忠を育てた人びと
A.レイモンドと彼に学んだ人びと
建築界のアウトサイダー・川喜田煉七郎
造家学会から日本建築センターへ
未来を語るために
著者等紹介
村松貞次郎[ムラマツテイジロウ]
建築史家。1924年静岡県生まれ。第八高等学校を経て、48年東京大学第二工学部建築学科卒業。53年東京大学大学院博士課程修了、東京大学工学部助手。61年東京大学生産技術研究所助教授、工学博士。74年東京大学生産技術研究所教授。85年法政大学工学部教授、東京大学名誉教授。日本建築学会副会長、文化財保護審議会専門委員、法務省旧庁舎再利用検討委員会委員長、迎賓館赤坂離宮顧問などのほか、博物館明治村館長を務める。95年「日本近代建築史研究による建築学発展への貢献」で日本建築学会大賞受賞。1997年逝去。編著書に『日本建築技術史』、『大工道具の歴史』(毎日出版文化賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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