目次
象の宇宙―スケールをめぐる１５の旅
陸のサンゴ礁
遊びと形態
象をめぐる三つのテクスト―ポスト構造主義的アプローチ
象の家具
象の活動 １９７１‐８５
作品（安佐町農協町民センター；船橋市光風みどり園；仙台広瀬河畔教会納骨記念碑；夏見台の家；江東区水上バス計画；石川市白浜原公園；イーフ観光ホテル ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
9
建築家集団である象設計集団による成果物を図や写真、文章で振り返る一冊。ただし出版が1987年なので、内容は古い。また、これまで彼らが手がけた建築作品等を一覧的に紹介しているため、名護市庁舎のような代表的な建築物も、個人邸と同じほどのページ数しか割かれておらず、印象がぼやけている感は否めない。その点では2016年に出版された『11の子どもの家: 象の保育園・幼稚園・こども園』では、公共建築に対する象設計集団の情熱と思いが遺憾なく表現されており、もし未読の方であればそちらを先に読むほうが良いと思う。2019/11/19
