揺れを制する

揺れを制する

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784306032927
  • NDC分類 524.91
  • Cコード C3052

目次

地震事始め
学究時代を顧みて
実務家としてサイエンティストとして
耐震構造の本質
「制震」の時代を迎えて
小堀鐸二研究所を主宰する
二一世紀に対処するために
「終章」として―地震に建築はどう構えるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

take

0
一番びっくりしたのは小堀先生の奥さんが内藤多仲先生の娘だったこと。この業界も閨閥が多いのかな。京大教授から鹿島副社長になっただけに、研究と実務、設計、経済性とのバランス感覚は抜群。読んでいて頷くことしきり。でも先生が提唱したアクティブ制震は今もってあまり普及していませんwやっぱ可変剛性システムって理屈は分かるけど、建築と機械的装置の融合は馴染めない。いざってときに本当に作動するのかという不安が拭えない。制震装置自体は一般的になったけど、この先もパッシブ型が主流であり続けると思う。2014/01/03

ksg

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地震大国日本において、従来までの「耐震構造」に限界を見て『制震構造』という考え方を打ち出した小堀先生の随筆集。地震によっていつ、どこに、どのような力が働くのかを予測することは不可能である。それほどに地震動と言うのは複雑である。入力が解析できない以上、いじれるのは建物側の震動特性しかない...そういった出発点で先生が到達した『制震』、つまり揺れを制する技術は今日のコンピュータ・エレクトロニクスの発達によりだんだんと現実味を帯びてきた。細かい理論等を抜きにして『制震』の原理がわかる素晴らしい本でした。2013/03/02

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