出版社内容情報
地盤改良の効率的な設計のために開発された特許工法の技術マニュアル。従来工法よりも大きな間隔で盛土直下の改良体を全面的に均等配置し、盛土の沈下量、不同沈下を抑制しつつ、コスト縮減や工期短縮が図れる特徴をもつ。
内容説明
ALiCC工法(低改良率セメントコラム工法)は、地盤改良の低改良率化を効率的・効果的に設計するために開発された特許工法で、平成25年度の国土技術開発賞を受賞しました。低改良率地盤改良を行う際に、盛土内に発生するアーチ効果を考慮することで、セメント系改良体と改良体間の無改良地盤に作用する盛土荷重を合理的に評価し、従来工法よりも大きな間隔で改良体を配置することができる設計法です。盛土直下の改良体を全面的に均等配置することにより、盛土の沈下量、不同沈下を抑制しつつも、コスト縮減や工期短縮も図ることが可能となります。
目次
第1章 総説
第2章 軟弱地盤対策の基本方針
第3章 調査
第4章 盛土の設計に関する一般事項
第5章 ALiCC工法の設計
第6章 施工及び施工管理
第7章 維持管理
付録