内容説明
本書は、土木工学の中心に位置する土木構造物を担う土木材料の重要性を、より理解しやすく学生諸兄姉に伝えるために、また社会に出て土木事業に参画した者にも役立つようにした。取りまとめにあたっては、各章の始めに、土木構造物の全体の位置づけと土木材料の関係を主眼に、設計・施工から求められる観点に力点をおき概説を記し、さらに本文を紐解くことによって深く考察が進められるように配慮した。
目次
第1章 日本の建設分野のあらまし
第2章 鋼構造物とその材料
第3章 仮設構造物とその材料
第4章 コンクリート構造物とその材料
第5章 アスファルトコンクリート
第6章 環境を考慮した新しい材料
著者等紹介
原田宏[ハラダヒロシ]
1932年東京生まれ。1955年日本大学理工学部土木工学科卒業。1955年鹿島建設株式会社入社。鹿島では、大略始めの10年間は研究部門、次いで本四架橋など現業部門に10年間、本社海洋開発部門に15年間所属し、最後の1年間は土木の統括部門である土木技術本部の本部次長を務める。この間、政府機関や土木学会等、産・官・学の各種委員会に参加。玉川聖学院学園講師。早稲田大学で3年間、東海大学で2年間、日本大学で1年間講師。また3年間、日本大学理工学研究所嘱託。1991年鹿島建設株式会社退職。1991年日本大学理工学部土木工学科教授。日大では、学部・大学院で土木材料学を担当。2003年日本大学教授を定年退職。現在に至る。1966年に技術士、1981年に工学博士、2002年に社団法人土木学会特別上級技術者(総合)資格を取得。財団法人先端技術センター技術審査証明委員会委員。現在、社団法人土木学会フェロー、海洋海発委員会顧問、および日本海洋工学会顧問、桜門土木技術会議会長、日大土木会副会長
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