内容説明
コンクリートの環境調和技術について、まず、地球環境の現状を概観したうえで、構造材料の環境負荷のメカニズム、コンクリートのエコマテリアルへの改質テクノロジー、先端材料のエコマテリアルとしての評価について解説しています。さらに、構造物と生態系・生活環境・景観との関わり、また国際的な環境規格の動向に合わせたコンクリート構造物の設計方法など、材料から景観設計まで幅広く、エコマテリアルからの視点で解説しています。
目次
第1章 地球環境の危機的な現状
第2章 構造材料の環境負荷への影響
第3章 コンクリートのエコマテリアルへの改質
第4章 エコマテリアルとしての先端材料
第5章 構造物と生態系・生活環境との関わり
第6章 構造物と景観の関わり
第7章 環境負荷を最小にする設計システム
著者等紹介
藤井卓[フジイタカシ]
1935年札幌市に生まれる。1959年北海道大学工学部土木工学科卒業。1959年北海道開発庁(現国土交通省北海道局)北海道開発局勤務。1967年北海道開発局土木試験所(現開発土木研究所)コンクリート研究室勤務。1967年~1969年科学技術庁(現文部科学省)在外研究員(カナダ・オタワ大学大学院留学)。1973年函館工業高等専門学校土木工学科勤務。1992年東京農工大学農学部地域生態システム学科勤務。1999年4月より現職。現在、八千代エンジニヤリング(株)顧問。東京農工大学名誉教授。工学博士、技術士(建設部門)。土木学会フェロー会員、農業土木学会正会員。(財)日本生態系協会会員、(株)地球環境財団賛助会員。(財)日本野鳥の会会員。専門分野は生産環境工学(コンクリート工学)
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