内容説明
本書は、土木工学と文明との関わりを歴史的に概観したものである。やや誇張して言えば、「土木が支えてきた文明の歴史」である。大学や高等専門工業高校などの教科書として使えるよう、取り上げる事項を精選した。
目次
古代国家の成立と宗教遺跡
農業開発による人口増大
都市の発展と城壁による防御
都市を支える水道と下水
物資輸送のための水運開発―港と運河
情報通信路としての帝国道路
世界を変えた鉄道
日本の近代化に貢献した土木事業
自然災害の克服
現代の自動車道路と空港の建設
都市の巨大化と環境問題
橋梁の発達
トンネル堀削技術の発達
建設材料の開発
地図と測量技術の発達
著者等紹介
合田良実[ゴウダヨシミ]
1935年2月札幌市に生まれる。1957年3月東京大学工学部土木工学科卒業。1967年5月運輸省港湾技術研究所水工部波浪研究室長。1980年6月同所水工部長。1986年5月運輸省港湾技術研究所長。1988年4月横浜国立大学工学部教授。2000年4月横浜国立大学名誉教授。2000年4月(財)沿岸開発技術研究センター技術顧問。土木学会論文奨励賞受賞(1968年)、土木学会論文賞受賞(1977年)、土木学会著作賞受賞(1987年)、米国土木学会国際海岸工学賞受賞(1989年)、土木学会出版文化賞受賞(1997年)、交通文化賞受賞(運輸大臣、1999年)。主な著書に『海岸・港湾』(彰国社、1972年、1998年)、『港湾構造物の耐波設計―波浪工学への序説―』(鹿島出版会、1977年、1990年)、『土木と文明』(鹿島出版会、1996年)、『Random Seas and Design of Maritime Structures(2nd Ed.)』(World Scientific、2000)
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感想・レビュー
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アナクマ
ushimanm5