大軍都東京―忘れられた日本の戦争遺跡を訪ねる

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大軍都東京―忘れられた日本の戦争遺跡を訪ねる

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305710345
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

団地は軍需工場、公園は飛行場、緑道は軍用線、オブジェは高射砲台座!?

あの公園・学校・病院・住宅地・道路も軍事施設だった

戦後80年。今なお残る戦時下東京の痕跡を見て、学ぶ



戦後80年が経とうとしている現在、日本が戦争を繰り広げ、何百万もの国民が死に、敵国の人々を殺してきた日々を記憶する人は少なくなりました。

戦前の東京は、軍の施設が密集する軍都の中の軍都、「大軍都」でした。戦後、軍用地のほとんどは転用され、今や軍がいたことすら知らない人も増えています。しかし、丁寧に目を凝らすと、戦争にまつわる建造物や事件の痕跡(戦争遺跡)が、今も当時の記憶を残し続けています。

本書は、作家で街歩き案内人も務める著者が23区と多摩地区に今なお残る戦時下東京の痕跡を解説。実際に現地を訪ねていただけるよう、歩行ルートなども紹介しています。

中学・高校の調べ学習として、戦争と平和の問題を考えるきっかけにもなる一冊です。

※本書は2014年に発刊した『大軍都・東京を歩く』(朝日新書)をベースに、10年間の変化のほか、前著では紹介できなかった施設なども取り込み、また新たに多摩地区も対象に広げ、書き下ろしたものです。



【目 次】

まえがき

第一章

軍に囲まれていた皇居と海軍発祥の地

皇居周辺と築地地区

第二章

軍の街だった赤坂・六本木・青山

港区など

第三章

陸軍の学校が集まり、いまだに謎も残る地

新宿区

第四章

練兵場だった代々木公園/海軍施設だらけ芝公園

渋谷区・目黒区など

第五章

軍事工業地帯だった赤羽、十条、王子

板橋区・北区

第六章

大演習場が広がっていた住宅街

世田谷区など

第七章

大兵器工場だったドームシティ

文京区

第八章

スパイ学校、特攻基地、防空陣地もあった

練馬区・中野区・荒川区・葛飾区など

第九章

多摩地区は軍の航空拠点

多摩地区

あとがき

内容説明

戦前の東京は、軍の施設が密集する軍都の中の軍都、「大軍都」でした。戦後、軍用地のほとんどは転用され、今や軍がいたことすら知らない人も増えているようです。しかし、丁寧に目を凝らすと、多くの遺跡があちこちに今も当時の記憶を残し続けています。団地は軍需工場、公園は飛行場、緑道は軍用線、オブジェは高射砲台座!?あの公園・学校・病院・住宅地・道路も軍事施設だった。戦後80年。今なお残る戦時下東京の痕跡を見て、学ぶ。

目次

第一章 軍に囲まれていた皇居と海軍発祥の地 皇居周辺と築地地区
第二章 軍の街だった赤坂・六本木・青山 港区など
第三章 陸軍の学校が集まり、いまだに謎も残る地 新宿区
第四章 練兵場だった代々木公園/海軍施設だらけ芝公園 渋谷区・目黒区など
第五章 軍需工業地帯だった赤羽・十条・王子 板橋区・北区
第六章 大演習場が広がっていた住宅街 世田谷区など
第七章 大兵器工場だったドームシティ 文京区
第八章 スパイ学校、特攻基地、防空陣地もあった 練馬区・中野区・荒川区・葛飾区など
第九章 多摩地区は軍の航空拠点 多摩地区

著者等紹介

黒田涼[クロダリョウ]
作家・江戸歩き案内人。各地の歴史の痕跡を、歩いて、探して見出すことにこだわっている。江戸・東京23区内に詳しいが、近年は全国の城下町紹介など地方にも力を入れている。執筆のみならず散策講師も年数十日務める。「おはよう日本」「タモリ倶楽部」「美の壷」などテレビ出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

30
明治以降、東京には練兵場、兵器工場、飛行場、軍司令部など、軍の施設がたくさんできました。戦後はアメリカに接収されたものも多くありましたが、その後、ほとんどが民間や地方自治体の所有になりました。団地になったり、公園になったり、スポーツ施設になったりしていますが、敷地内に当時の建物の一部が残っていたリ、史跡を建てたりしています。そういうものを著者は丹念に調べてらっしゃいます。 こういう視点で東京を歩いてみるのも、平和を祈る活動であると思います。戦争は決して他人事ではないのですから。2025/02/21

hideto

11
今年で戦後80年。当時を知る方が本当に少なくなる中、東京にあった軍施設を数多く紹介しているのがこの本です。私も東京に出できてからもう30年近くが経ち、都内の色んな場所に出向きましたが、まさかこんなにも施設があったとは!とただただ驚かされます。しかも23区に数多く。東京を大軍都と呼ぶのも頷けます。どんどん、その遺構も消えていく中、今度実際に見ておこうかという気にさせてくれる一冊でした。2025/03/27

hitotak

9
かつて東京は様々な軍施設、広大な練兵場、軍需工場が集まる軍都だった。戦後は殆どが転用され、忘れられているが、意外なかたちで遺物や遺構が残っている場合がある。公園や学校の隅に建つ記念碑、境界石だけでなく、土塁や地下壕、高射砲台座などが説明書きもなくひっそりと残っていて驚いた。頑丈に作られていて壊すのも大変なためだろう、というのも皮肉めいている。戦後、戸山にあった軍医学校跡地で地下から比較的新しい100体以上の人骨が発見され、これらの人骨は銃痕や加工跡が見られたというのも恐ろしい。骨の正体は不明のままだそう。2025/03/23

Teo

3
買ってから分かった。11年前に出た「大軍都・東京を歩く」(https://bookmeter.com/books/9047655 )を買って読んでる。でもまあそれにさらに加えてと言う事なので良しとしましょう。それに改めて読むと以前は読み流していた軍の遺跡を今度は実際に見に行ってみたいと思えたし。2025/03/07

Go Extreme

3
皇居と軍事: 皇居周辺 近衛師団 陸軍第一師団 九段下 海軍と軍需産業: 海軍発祥 築地地区 軍需工業 火薬工場 兵器補給廠 軍事施設と教育: 陸軍士官学校 陸軍大学校 近衛師団駐屯地 陸軍学校 軍都東京地域: 赤坂 六本木 青山 代々木公園 芝公園 軍需都市: 赤羽 十条 王子 ドームシティ 航空と防衛: 調布飛行場 多摩地区 航空拠点 防空陣地 高射砲 戦争遺構: 記念碑 戦後の再編成 戦争の記憶 スパイと特攻: 特攻作戦 暗号解読 軍事都市計画: 地図製作 日本水準原点 日比谷練兵場 軍事的再配置2025/02/16

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