インド工科大学マミ先生のノープロブレムじゃないインド体験記

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インド工科大学マミ先生のノープロブレムじゃないインド体験記

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305710239
  • NDC分類 292.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世界中に多くの優秀な頭脳を輩出しているインド工科大学。そのインド工科大学で客員准教授を務める著者は、若いころからインドと不思議な縁で結ばれていた。

若干二十歳、女学生時代のバスガイドのアルバイトのお客さん御一行はなんとインドの国会議員の集団、そこから始まるインドとの数奇な運命。

インドの人はよく「ノープロブレム」と口にするが、著者が出会ったインドの人や出来事はまったくノープロブレムではなかった。

著者がインドと関わった44年間にも数々のノープロブレムでない出来事が著者や著者の周りでも起こった。

例えば、住んでいたアパートの壁が隣の部屋の改装工事のためいきなり大穴が開いて崩れたり、ある朝 車も雇っていたドライバーも消えていたり、

ドライブに行けばハイウェイを平気で逆走してきたり、盲腸で入院した友人の腎臓が悪徳医師によって摘出され売られてしまったり、

ある恩師は本を出したらまるまるパクられすっかり同じ本を出されてしまったりと、日本人の感覚では信じられないことが次々と・・。

また、世界中にエリートを輩出しているインドでは実は自殺率が高く、カンニングなども普通に行なわれている。悪名高いカースト制度でも、

なぜか今では下のカーストに偽装する者も出るとか。

庭に虎が出るかと思えば、大気汚染で苦しむインド、すべてが混沌で住んでみるととても疲れる国だが、著者はインドの魅力にひかれる。

その不思議なインドの魅力を著者の体験とともに、発展し続けるインドの現状と底力がこの本から感じられます。

読むだけでインドを旅した気分になれ、インドの魅力を十分に感じられる1冊です。



【目 次】

はじめに:私が「呼ばれて」インドへ行くまでの不思議な運命



第一章:「ノープロブレム」じゃなかったインド留学

   研究テーマが「インドマジック」に決まるまで

〈マンゴーの木〉のマジシャンを追いかけてインド一周

「楽勝だよ」の甘い言葉に乗せられ大学院へ

文系は食えないから医者かエンジニアを目指しなさい



第二章:住んでみたインドは最高に疲れる国だった

家の前で女性二人が睨み合い「ここは私の縄張りだ!」

  「インド人の就労機会を増やすためサーバントを雇いなさい」と町内会長

ドリフのコント並み アパートの壁崩壊事件

ジープを盗まれ、同じ日に運転手が蒸発、保険金の受け取りに一年超

『インド大魔法団』を出版してデリーに戻ったら、家の中が大洪水

   デング熱騒動と「怖い家」への引っ越し、さらにそこからも引っ越

内容説明

テストで罪悪感無しのカンニング!「ドラえもん」の合唱で学生が大感激!まるでコントのように突然アパートの壁がぶち抜かれ…。世界中に優れた頭脳を輩出している超エリート大学の客員准教授が驚愕した、混沌大国のリアルな実態!

目次

第1章 「ノープロブレム」じゃなかったインド留学
第2章 住んでみたインドは最高に疲れる国だった
第3章 でもなぜか憎めないインド人の自己愛・自己主張
第4章 家族関係がとんでもなく濃厚なインド人
第5章 殺生を嫌うインド人の動物愛護
第6章 変わるインド、変わらないインド
第7章 普段あまり目にしないインドのダークサイド
第8章 インドを変える超エリート集団、インド工科大学

著者等紹介

山田真美[ヤマダマミ]
作家・博士(人文科学)。インド工科大学ハイデラバード校客員准教授。公益財団法人日印協会顧問。元・明治学院大学特命教授。1960年、長野県生まれ。明治学院大学経済学部卒業後、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ大学大学院で海洋学、インドのデリー大学大学院でインド哲学を研究。2009年、高野山大学大学院修士課程修了、修士(密教学)。2014年、お茶の水女子大学大学院博士課程修了。博士論文のテーマは『カウラ事件の研究』。1990年よりインド文化関係評議会(ICCR)の招聘を受け、インドマジックとインド神話を調査研究。1996年より毎年『ブリタニカ国際年鑑・インドの内政・経済・外交記事を担当。2001年、日芸芸術研究所(インド政府認可法人)言語センター長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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to boy

22
知っているようでよくわからないインドという国の現代を紹介した面白い一冊。「インドのマサチューセッツ工科大学」ともいわれるインド工科大学に准教授として招かれた著者の語るインド愛がにじみ出ています。どの国にだって光と影があるので優越はないですが、さすがインド、というエピソード満載。他民族、多宗教、カースト、などなど大きな国にはそれなりの文化、悩みがあるんだなと思った。近いうちにGDPで日本を抜き去るこの国についてもっと知っておかないといけないと感じた。2024/10/17

たつや

4
インドについて持っていた疑問が心地よく読みすすめるうちに解き明かされ、良き学びとなりました。まだまだインドは奥深そうですね。2025/05/08

お抹茶

2
ひょんなことからインドとの縁が深まった著者の驚きのインド生活。明日も未来も来世も昨日も「カル」といい,時間の感覚がぶっ飛んでいる。異なるヴァルナ間や宗教間での結婚を耐え難い一族の恥とみなす人々がいて,親が結婚相手を選ぶ人も少なくない。富める者はブランド酒を楽しみ,貧者は命懸けで密造酒を飲むという厳しい格差社会の現実。自分の葬式を立派にしてもらうために息子を育てるというのがある父親の言葉。エリート学生から,授業中にドラえもんの歌を歌った時間が大学入学後で一番楽しかった,と言われたというのがなんとも言えない。2025/04/01

shizuca

1
インド、そうそうそんなイメージ。国民性ってあるよね、と思いながら読んだ。格差が激しいのががんがん伝わってきて、これは将来なくなることがあるんだろうか、と思うし、日本でも実はすでに起こっているんじゃないかとも思う。東大に行かせられる親の年収と住んでいる場所とか。2025/03/25

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