頼山陽と煎茶―近世後期の文人の趣味とその精神性に関する試論

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頼山陽と煎茶―近世後期の文人の趣味とその精神性に関する試論

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  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305709585
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C0076

出版社内容情報

江戸時代後期を代表する文人・頼山陽。

『日本外史』の著者というイメージが強いが、「煎茶」を楽しむ風雅の心も持ち合わせていた。

山陽の愛した煎茶がいかなるものであったのかを、漢詩文や書画、建築といった芸術作品の分析を通じて解き明かす。



煎茶と言えば、江戸時代後期の文人たちにとって欠かすことのできない趣味。

本書ではそんな煎茶文化にスポットライトを当て、山陽だけでなく上田秋成や田能村竹田なども取り上げながら、文人たちの煎茶の楽しみ方を紹介する。



せわしない日常のなかに暇を見つけて、煎茶を淹れ、親しい者とともに喫する。

そのような失われつつある喫茶の素朴な楽しみを、山陽まで遡ることで見つめ直すことのできる一冊だ。





【目 次】

はしがき

序章

一 頼山陽の生涯と事業

二 煎茶文化の歴史

三 先行研究について

四 本書の構成

第一章 歴史のなかの茶の湯

一 上田秋成における茶の湯と煎茶

二 山陽による批判

三 「煎茶歌」について

四 耽溺と驕奢

第二章 物外に心を游ばせる

一 小野桐陰と「桐陰茶寮記」の成立について

二 「桐陰茶寮記」の内容

三 山陽のなかの売茶翁

第三章 声を聴き、声を詠む

一 詩材としての声

二 「茶声」について

三 さまざまに表現される「茶声」

第四章 友とともに、酒とともに

一 文政一年の九州遊歴

二 その後の交遊において

第五章 風景のなかの歴史

一 煎茶室としての「山紫水明処」

二 山陽の風景観

補論一 煎茶は自ら娯しむもの -- 田能村竹田と青木木米の煎茶観について

一 己れの為にすることと養生

二 「自娯」としての煎茶?

三 「自娯」としての煎茶?

四 煎茶の法と煎茶具について

補論二 胸中の「磊?」を写す --山陽の山水画観再考

一 山陽の山水画とその特徴

二 粉本としての「磊?」

三 画業の意味

終章

参考文献

巻末資料

あとがき

内容説明

近世後期の文人たちが煎茶をいかに嗜んでいたのか、あるいは煎茶を介してどのような交遊を行っていたのか、その様子を山陽の作品分析をもとに描き出す。

目次

第1章 歴史のなかの茶の湯
第2章 物外に心を游ばせる
第3章 声を聴き、声を詠む
第4章 友とともに、酒とともに
第5章 風景のなかの歴史
補論1 煎茶は自ら娯しむもの―田能村竹田と青木木米の煎茶観について
補論2 胸中の「磊〓」を写す―山陽の山水画観再考

著者等紹介

島村幸忠[シマムラユキタダ]
煎茶家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は美学および日本文化論。現在、早稲田大学、京都芸術大学、岡山大学、桜美林大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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