女の子の謎を解く

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女の子の謎を解く

  • 三宅 香帆【著】
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  • 笠間書院(2021/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305709509
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報


※動画中の価格は、2021年12月当時のものです。ご注意ください。

小説や漫画、ドラマ、映画、アイドルに描かれる「ヒロイン」を読み解き、今の世の中を考察!!
「なんで男女逆転モノって少女漫画に多いんだろう」「なんで姉妹キャラって基本的にお姉ちゃんのほうが落ち着いているんだろう」「なんで大人数のアイドルって流行ったんだろう」流行りだから…と片付けずその謎を深掘りすると、世間の深層心理も、私たちが抱えている問題も、その描かれ方がすべて伝えてくれる。注目の書評家・三宅香帆が、コンテンツにおける女の子を読み解き、世の中を考察します。

【目 次】
まえがき
第一部 女性キャラクターの謎を解く――ヒロイン論
○ヒロイン像も時代とともに変わっているの?―ヒロイン像の変遷
『源氏物語』『アラジン』『ルパン三世』『サード・ガール』『新世紀エヴァンゲリオン』『失恋ショコラティエ』『風の谷のナウシカ』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『風と共に去りぬ』

○人のケアにまわるキャラって、主人公になっているの?―ケアするヒロイン
『カードキャプターさくら』『タッチ』『ノルウェイの森』『逃げるは恥だが役に立つ』『ごちそうさん』『推し、燃ゆ』

○今もシンデレラストーリーって物語で描かれているの?―働くヒロイン
『シンデレラ』『あしながおじさん』『魔女の宅急便』『ブルックリン』『映像研には手を出すな!』

○なんで姉妹キャラクターは姉が落ち着いてて妹が元気なことが多いの?―姉妹ヒロインの比喩
『となりのトトロ』『アナと雪の女王』『分別と多感』『昏き目の暗殺者』

第二部 少女漫画の謎を解く――作品論

○なぜジブリには女の子が主人公の物語が多いの?―『トーマの心臓』論
『トーマの心臓』『魔女の宅急便』

○なぜ少女漫画ではしばしば男女逆転の物語が登場するの?―大奥論
 『日出処の天子』『侍女の物語』『大奥』

○なぜ「平成の少女漫画」のヒーローは弱いの?―平成少女漫画論
 『美少女戦士セーラームーン』『こどものおもちゃ』

第三部 女性の物語の謎を解く――テーマ論

○なぜ「娘の結婚」はホームドラマの題材になるの?―娘の結婚とホームドラマ
『細雪』『麦秋』『寺内貫太郎一家』

○なぜ2010年代になって大人数のアイドルが流行ったの?―2010年代アイドル論

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内容説明

話題の書評家が読み解くヒロイン。

目次

第1部 女性キャラクターの謎を解く―ヒロイン論(ヒロイン像も時代とともに変わっているの?―ヒロイン像の変遷;人のケアにまわるキャラって、主人公になっているの?―ケアするヒロイン;なんで姉妹キャラクターは姉が落ち着いてて妹が元気なことが多いの?―姉妹ヒロインの比喩 ほか)
第2部 少女漫画の謎を解く―作品論(なぜジブリには女の子が主人公の物語が多いの?―『トーマの心臓』論;なぜ少女漫画でしばしば男女逆転の物語が登場するの?―『大奥』論;なぜ「平成の少女漫画」のヒーローは弱いの?―平成少女漫画論)
第3部 女性の物語の謎を解く―テーマ論(なぜ2010年代になって大人数のアイドルが流行ったの?―2010年代アイドル論;なぜ「娘の結婚」はホームドラマの題材になるの?―長女の結婚と日本の家庭;最近よく見る女性ふたりの主人公が活躍する物語って、何?―シスターフッドの変遷 ほか)

著者等紹介

三宅香帆[ミヤケカホ]
1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。大学院時代の専門は萬葉集。大学院在学中に書籍執筆を開始。現在は東京で会社員の傍ら、作家・書評家として活動中。著書の他、ウェブメディアなどへの出演・連載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ

90
まえがきに書いてあるが、「ヒロイン」を批評する本が少ないので、著者自身が書いてみたという本。アニメ・漫画・映画などに登場するヒロインが平たい文章で書かれているので読みやすい。網羅的にヒロインを分析しているとは思わない(何度も「アナと雪の女王」が登場)ので、かなり恣意的な選択が多いものの、ヒロイン像が時代と共に変化しているのは分かる。特に「母娘と父息子」については、現代では家庭における父親の影響力は少なく、毒親とは母親を指す。いつも一緒にいるからこそ、母が世界の中心となり、それを乗り越える物語が生まれるのか2025/02/15

akihiko810/アカウント移行中

46
漫画や小説、映画における、時代とともに変わっていく「ヒロイン」像を追いかけた評論。印象度B+  フィクションの中の「女の子像」を読み解いていく本。「つづ井さん」「凪のお暇」からみる現代シスターフッド像(社会規範にあらがい戦うための連携)は的を得ていて、たぶんこれからのフィクションコンテンツを見る(あるいは作る)うえで重要な社会的ファクターになっていくことは間違いないだろう。あと、本作で再確認してのは、萩尾望都とよしながふみの天才さ。「トーマの心臓」「大奥」がいかに素晴らしく最先端の作品であるかわかった2024/04/12

ミライ

45
小説や漫画、ドラマ、映画(+アイドル)で描かれる女性について語られた一冊。女性キャラクターのヒロイン像、少女漫画の作品論、アイドルなどの女性のテーマ論の、全三部で構成される。映画やドラマ、マンガのストーリーが社会情勢に沿って変化していく模様が語られていて面白い。ジブリ女性キャラや「大奥」などの若干昔のものから、宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」とか、乃木坂46、櫻坂46など最新の小説・アイドルも題材になっているので、世代問わず楽しめると思う。2022/01/09

livre_film2020

37
勧められて読んだ。2日でスルッと読んでしまうくらい面白かった!本書で批評されている本の中で読んだことがないものもあり、ぜひ読んでみたくなった。批評を読みながら、普段自分が言語化できていないモヤモヤを言語化してくれる快感を感じた。「変わってる」と言われる私も、社会的イデオロギーに反抗するヒロインと同じ特質を持っているただの女ということが分かった。装丁的に女性受けしそうだが、男性にもぜひ読んでほしい。著者自身、男女で分けるのは古いかもしれないと断っているが、それでも語られる量を増やすためには必要だったと思う。2023/01/25

ゆみのすけ

28
女性が主人公の小説・漫画・アニメ、アイドルから、時代とともに変わるヒロイン像、人をケアするヒロインについて、時代により女性に求められるものとは?などが紐解かれている。普段の読書は個々の作品だけを味わい、このように時代の流れとともに作品の変遷を考えたことがなかったので、新鮮だった。特にケアするヒロイン。『大奥』論。母娘と父息子についての章はなるほど〜と思いながら読んだ。他の人の読み方を知ることで新たな発見、自分では思いもつかない考え方に繋がり、それが新鮮で楽しかった。2024/09/16

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