ツッコミ読み!裏切りの日本昔話

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ツッコミ読み!裏切りの日本昔話

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  • サイズ 46判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305709363
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

多くの人が子供のころから親しんできた、おなじみの日本昔話。

無邪気に楽しむ一方、心の底でこんな疑問が浮かんだことはありませんか?

「なぜ乙姫は、開けたら年を取ってしまう玉手箱を浦島太郎に渡したの?」

「かちかち山のうさぎの仕返しってやりすぎじゃない?」……などなど。



大人になると「所詮子供向けのお話だから、多少おかしくても仕方ない」と片付けてしまいがちですが、じつはそんなツッコミをもとに昔話の背景や裏事情を想像することで、より奥の深い楽しみ方ができるんです。



本書では、ふだんは子供向けの本を中心に活躍中で昔話や民話・伝説にも詳しい著者が、資料や文献を紐解きながら“大人向け”の昔話の新解釈を披露。

王道の昔話12話を取り上げ、成り立ちや様々なバリエーションを踏まえて理解を深める考察と「じつはこんな裏側があったのでは?」と自由にイマジネーションを膨らませたifストーリーなどの読みものも展開します。



「あのキャラクターは本当は裏切っていた」、「あの話の背景はドロドロだった」などという秘められた裏切りや裏事情を通して、「いいお話」としての昔話のイメージを「裏切る」新しい楽しみ方を提案します。



【目 次】

はじめに

第1章 浦島太郎―乙姫の愛と復讐

第2章 たにし長者―入れ替わった男

第3章 こぶとり爺さん―異端の象徴としての「こぶ」

第4章 手なし娘―継母の執念とその背景

第5章 花咲か爺さん―花は本当に咲いたのか?

第6章 舌切り雀―爺と雀の二時間サスペンス

第7章 鶴の恩返し―人情と金のはざまで

第8章 猿の婿入り―異類婚姻譚はなぜ悲劇に終わるのか

第9章 かちかち山―残酷描写・言葉遊び満載のエンタメ?

第10章 食わず女房―普通の暮らしにあこがれた山姥

第11章 耳なし芳一―天才アーティストを巡る嫉妬と愛情

第12章 桃太郎―次世代ヒーローとして求められること

あとがき

参考文献

内容説明

あの昔話12編徹底考察!浦島太郎は復讐ストーリー?舌切り雀は策略満載の昼ドラ?おなじみの日本昔話をナナメ上から読んでみたら、危険で、ヤバくて、残酷で、不都合で、ぶっとんでいた!心がざわめく、日本昔話の裏の裏。

目次

浦島太郎―乙姫の愛と復讐
たにし長者―入れ替わった男
こぶとり爺さん―異端の象徴としての「こぶ」
手なし娘―継母の執念とその背景
花咲か爺さん―花は本当に咲いたのか?
舌切り雀―爺と雀の二時間サスペンス
鶴の恩返し―家庭を壊す底なしの金銭欲
猿の婿入り―異類婚姻譚に待ち受ける悲劇
かちかち山―残酷描写・言葉遊び満載のエンタメ
食わず女房―普通の暮らしにあこがれた山姥
耳なし芳一―天災アーティストをめぐる嫉妬と愛情
桃太郎―次世代ヒーローの条件

著者等紹介

ながたみかこ[ナガタミカコ]
三重県出身。著述家。絵本や童話などの児童書の他、小説やエッセイ、作詞なども手掛ける。言葉遊びや日本の民話、妖怪などの面白さを子ども向けにわかりやすく表現する作品が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bibi

35
確かに、日本昔話を裏切ってます。単に正直者が正義、欲張り者が悪。一面だけを捉えてそう言えるのか⁉人間はそんなに単純なものではない。正義に隠れた悪意、見えにくい隠れた優しさもあるのでは、という面白い切り口。2021/08/18

すけまる

28
これはかなり好きです。昔話を著者が参考文献を参照したうえで独自の解釈を入れて解説しているのですが、どれもイヤミステイストで最高です。結末として人間は愚かというのは勿論のこと、結局は誰も幸せになっていないだとか、あの人物は実は違うだとか。他にも所謂日本昔話のパターンの解析とか、突っ込もうと思えば色々でてくるんだなと、ただ昔話を享受していた自分が恥ずかしい笑 桃太郎の結末は、ネットでバズってた『実は鬼ヶ島では、角が生えなかった鬼の赤子は桃に詰めて川に流す習慣があった』というオチが好き(この本とは無関係です)2021/07/13

なななお

23
日本昔話に限らず昔話が元は残酷なのは何かで知っていた。白雪姫の継母が、元の話では実母だとか。明治に昔話が書籍化される時にそのままでは子ども達に衝撃的だ…という事で改ざんされた。しかし、現代に伝わっている形の話でも「そんな事するかね~」みたいな違和感はある。そこを徹底的に調べてみたのが本書。『たにし長者』の分析は、狡猾な女心が恐ろしい。『手なし娘』、初耳の昔話だったが、手を切る父・継母も恐ろしいが、受け身過ぎる彼女の姿勢もドーナノヨ、と異議唱えるのも現代っぽくて良かった。2021/10/31

*+:。.もも.。:+*

16
昔話の矛盾点を鋭くツッコんで真実はこうだったのでは?と考察する。なかなか面白かった。たにし長者や手無し娘など知らない話もあったが私が知らないだけで有名なのかな?2021/09/30

おはなし会 芽ぶっく 

13
面白い考察です!おはなしを知ってこその面白さですね。『 浦島太郎 / たにし長者 / こぶとり爺さん / 手なし娘 / 花咲か爺さん / 舌切り雀 / 鶴の恩返し / 猿の婿入り / かちかち山 / 食わず女房 / 耳なし芳一 / 桃太郎 』2022/10/18

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