コレクション日本歌人選<br> 戦争の歌

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コレクション日本歌人選
戦争の歌

  • 松村 正直【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 笠間書院(2018/12発売)
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  • サイズ B6判/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305709189
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0092

出版社内容情報

佐佐木信綱、与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋、竹山 広…戦争の歌を通じて歴史を知り、私たちの「未来」を考える。近代以降の日本の歴史は日清・日露から太平洋戦争に至る戦争の歴史であり、近代短歌においても戦争を詠んだ歌は大きな比重を占めている。『戦争の歌』を「国家や天皇制との関わり」「戦争詠の評価、戦争責任」「戦争をどのように詠むか」の三つの観点から、〈戦争の歌のこれから〉を過去のものではなく、私たちの未来を考えるために解析した。

松村 正直[マツムラ マサナオ]
編集

内容説明

近代以降の日本の歴史は日清・日露から太平洋戦争に至る戦争の歴史であり、近代短歌においても戦争を詠んだ歌は大きな比重を占めている。『戦争の歌』を「国家や天皇制との関わり」「戦争詠の評価、戦争責任」「戦争をどのように詠むか」の三つの観点から、“戦争の歌のこれから”を過去のものではなく、私たちの未来を考えるために解析した。

目次

弾丸にあたりたふれしは誰そふるさとの母の文をばふところにして(落合直文)
この髪をそめてもゆかん老が身の残すくなき世のおもひ出に(下谷老人)
息のをの絶むとすれど笛の音を猶たゝざりしますらをあはれ(佐佐木信綱)
村里は残るくまなくやきうせて雉子鳴く野となりにけるかな(渡辺重綱)
からあやを大和錦にくらふれはしなくたりてもみゆるいろかな(弾琴緒)
おもしろし、千載一遇このいくさ、/大男児、死ぬべき時こそ来りけれ。/けふきけば、平壌のいくさも、勝てりとか。/長駆して、こたびはつかむ奉天府。(与謝野鉄幹)
もののふの屍をさむる人もなし菫花さく春の山陰(正岡子規)
中垣のとなりの花の散る見てもつらきは春のあらしなりけり(樋口一葉)
よもの海みなはらからと思ふ世になど波風のたちさわぐらむ(明治天皇)
にくにくしロシヤ夷を片なぎに薙ぎて尽さね斬りてつくさね(伊藤左千夫)〔ほか〕

著者等紹介

松村正直[マツムラマサナオ]
1970年東京都町田市生まれ。東京大学文学部独文科卒業。歌誌「塔」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だいだい(橙)

19
松村さんのフラットな視線が知性を感じさせる、質の高い近代日本のアンソロジー歌集と評論。日清戦争から太平洋戦争終戦までのあらゆる歌人のあらゆる視点で詠まれた戦争の歌を見開き2ページにつき一首ずつとりあげ、併せて時代背景や作者のプロフィールを紹介している。戦意高揚のために詠まれた短歌はほとんどなく、戦地の厳しい現実、子供を亡くした親の悲しみ、またはラジオなどメディアを通じて知る戦争を詠んだものなど多種多様。短歌を通じて、近代史の振り返りもでき、めっちゃおすすめの本。松村さんのファンになりそう。2022/03/05

ガブリエル

4
「反戦的だから良い歌」「軍国主義的だから悪い歌」という観点ではなく、作者の主義主張や価値観に囚われ過ぎることなく歌としての評価をするという目的で選ばれたさまざまな歌の数々。それらの歌を冷静に読むことにより、逆にその後ろに立ち上ってくる時代に飲み込まれていく人の姿、愚かさ、弱さ、そしてそれにも負けない強さも見えてくる。与謝野晶子の「君しにたまふことなかれ」は幾度読んでも心を揺さぶられるが、与謝野鉄幹の日清戦争に向けた歌が発意高揚の歌であるのが対照的で男と女の戦争に対する思いの違いが際立っていて興味深かった。2019/11/21

天婦羅★三杯酢

3
一言に戦争についての短歌(和歌)といっても、そこにこめられた思いは歌人の、そして歌の数だけあるのだなぁと。戦争と一言に云っても、帝国主義な意味での戦争として、日本にとっては最初で最後の日清戦争と、総力戦の前哨戦としてのWWⅠと、イデオロギーの戦争だったWWⅡとは全く違うし、社会に対するインパクトもまた。それだけに、”戦後的価値観”で好戦的なものを悪、反戦的なものを善というくらいの雑な見方で読むべきではないのだというのはまさにその通り。2019/12/05

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