出版社内容情報
河野の歌が
愛唱され続けるのは、
それが読者一人ひとりに
向けられた
私的なメッセージに
思えるからではないだろうか。
目次
逆立ちしておまへがおれを眺めてた たつた一度きりのあの夏のこと
青林檎与へしことを唯一の積極として別れ来にけり
たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか
夕闇の桜花の記憶と重なりてはじめて聴きし日の君が血のおと
ブラウスの中まで明かるき初夏の日にけぶれるごときわが乳房あり
しんしんとひとすぢ続く蝉のこゑ産みたる後の薄明に聴こゆ
君は今さき水たまりをまたぎしかわが磨く匙のふと暗みたり
土鳩はどどつぽどどつぽ茨咲く野はねむたくてどどつぽどどつぽ
たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり
君を打ち子を打ち灼けるごとき掌よざんざんばらんと髪とき眠る〔ほか〕
著者等紹介
永田淳[ナガタジュン]
1973年生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。1985年「塔」短歌会入会。同会編集委員を経て、現在「塔」短歌会選者。現代歌人集会理事、現代歌人協会会員。京都造形芸術大学非常勤講師。出版社・青磁社社主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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