内容説明
安土桃山から江戸初期にかけて流行した隆達節50首で構成。
目次
幾度も摘め、生田の若菜、君も千代を積むべし
いつも春立つ門の松、茂れ松山、千代も幾千代、若緑
面白の春雨や、花の散らぬほど降れ
五条わたりを車が通る、誰そと夕顔の花車
庭の夏草茂らば茂れ、道あればとて訪ふ人もなし
木幡山路に行き暮れて、月を伏見の草枕
色々の草の名は多けれど、何ぞ忘れ草はの
憂きは在京、妻持ちながら独り寝をする
恨み恋しや、恨みしほどは来しものを
思ひ出すとは忘るるか、思ひ出さずや、忘れねば〔ほか〕
著者等紹介
小野恭靖[オノミツヤス]
1958年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒業、早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、大阪教育大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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